となりの国のものがたり<br> ディア・マイ・シスター―Dear my sister

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ディア・マイ・シスター―Dear my sister

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  • サイズ 46判/ページ数 240p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784750518510
  • NDC分類 929.13
  • Cコード C0097

出版社内容情報

【推薦】松田青子さん(作家)

「おばさん」のように子どもたちを大切にすることができないのなら、私たちはなんのために歳を重ねるのだろう。

被害者を増やし続けるこの世界には、あまりにも大人が少ない。





《現代韓国を代表する作家として根強い支持を受けるチェ・ジニョン、待望の初邦訳。》



**********



雨の降るある日、いつもやさしかった親戚の男から性暴力を受けた高校生のジェヤ。

絶望に陥りながらも告発するが、周囲の大人たちの態度は冷たい。



性被害を受けた女性に対する偏見とそれを許容してしまう歪んだ社会……。

他者に起きた暴力に無関心でいることが、どれだけ暴力に加担することになるのか?

未来への不安の中、どのように自分の生きる道を探していくのか?



性暴力がもたらす恐れと怒りを日記形式で切々とつづった、隣にいる“あなた”に届けたい物語。

内容説明

雨の降るある日、いつもやさしかった親戚の男から性暴力を受けた高校生のジェヤ。絶望に陥りながらも告発するが、周囲の大人たちの態度は冷たい。性被害を受けた女性に対する偏見とそれを許容してしまう歪んだ社会…。他者に起きた暴力に無関心でいることが、どれだけ暴力に加担することになるのか?未来への不安の中、どのように自分の生きる道を探していくのか?性暴力がもたらす恐れと怒りを日記形式で切々とつづった、隣にいる“あなた”に届けたい物語。

著者等紹介

チェジニョン[チェジニョン]
1981年ソウル生まれ、2006年に短編「こま」でデビュー。2010年『あなたとすれ違ったその少女の名前は』でハンギョレ文学賞、2014年『こま』で申東曄文学賞、2020年『ディア・マイ・シスター』で萬海文学賞、2023年「ホーム・スウィート・ホーム」で李箱文学賞を受賞

すんみ[スンミ]
翻訳家。早稲田大学文化構想学部卒業、同大学大学院文学研究科修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鹿ノ子

8
性被害が一人の少女の人生にどれだけ取り返しのつかない傷を負わせるのか。直接の暴力行為のみならず、両親の態度、 警官の応対、その他周囲の人間たちから受ける2次被害の酷さ。心がどんどん殺されていったのだろうな。妹さんに宛てた手紙が胸をうつ。2025/04/13

nekomurice

8
これは他人事ではない。世の中にはジェヤの「おじさん」が沢山いるから。ジェヤの悔しさが伝わってきて、悔しさで震え血の気が引いた。この本は子供からおばさんまで1人でも多く、沢山の女性に読んでもらいたい本だなと思う。特にジェヤからジェニへの手紙は自分に宛てられた手紙だと思って読んで欲しい。2024/10/13

Kesera

5
性暴力は、直接の加害者によってだけでなく、無理解な周囲による二次加害が恐ろしいということ、魂に癒えない深い傷をつけること、守り支えてくれる人すらも「失ってしまう」こと、加害者の方が被害者かのように扱われる不条理があること。主人公の心の動きを日記調で冷静に描くことで、それらがより際立って現れる。作者は、この本を書く前と後の自分は違う、と言う。この本の読者も、読んだ前と後では変わるのではないだろうか。性暴力は女性だけに振るわれるのではない。わたしは世界中にいるジェヤと、ようやく「連帯」できる気がしている。2024/12/26

高草滋汰

4
性教育後進国と呼ばれる日本や韓国で性犯罪はあまりにも軽視され過ぎている、と改めて感じた。主人公が子供の頃から物語が描かれており、数十ページ前まで小学生だった彼女が性犯罪に巻き込まれる流れはとても見るに耐えなかった。性被害を受けたシーンは具体的に何をされたかが描かれておらず、その後主人公が受けた被害をフラッシュバックしてしまう場面があり、どれだけそれが彼女にとってショッキングでその場で整理がつかなかったのかが描かれていた。性被害を受けたことで炙り出された周りや社会への不信感を完全に拭うのは不可能に近い。2024/10/29

ちり

1
“椅子に腰を下ろして日記帳を開いた。7月13日の日記が最後だった。7月13日を最後にしておけない、とジェヤは思った。私は7月14日も生きて、15日も生きて、16日も生きているのに”2024/12/09

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