出版社内容情報
著者は、プロサーファーの夢破れ、21歳で上京。車上生活を2年、路上生活をさらに2年経験した。それが、フリーターやニートに寝泊まりの場所と仕事を提供する新ビジネス「レストボックス」(2006年8月現在、都内21カ所)を展開して、いまや年商7億円に。
「ソーシャル・ベンチャー」の先駆けとして注目される著者が自らの半生を振り返り、その破天荒な生き方、考え方を熱く語る!
フリーターやニートと“思い”を共有する――はじめに
第1章 ホームレスだったことが逆に、ぼくの強み
1 フリーターに職住を提供する画期的なビジネス
年商7億円の「レストボックス」はこうして生まれた
路上生活はかえってお金がかかる
2 どん底の経験が生きてきた
こだわりの設備
年100万円なら自立の道も開ける
仕事で人は成長する
第2章 アブナイ車上生活
1 夜食はパンの耳――ぼくの貧乏ばなし
社会起業家の5つとプラスαの条件
盛りだくさんの貧乏ばなし
親子野球教室
2 ぼくは昔から群れるのが嫌い
一芸に秀でた人、求む
ビリから2番目、ときにビリ
農業・漁業に未来はあるか
初めて大人に褒められる
夢はプロサーファー
3 車上生活、始まる
就職したものの働く意欲がわかない
流れ作業にほとほと疲れた
いよいよ車上生活が始まる
生コン垂れ流し事件
財布に入っていたメモ
夢の終わり
第3章 苦労と工夫の路上生活
1 当てのない、その日暮らし
海や仲間から逃げる
ついに路上生活へ
カプセルホテルからの通勤
2 ホームレスが今日も必死に生きる
建築現場は快適
徹夜明けの電車で確実に座る方法
ホームレスはおしゃべりが好き
アルミ缶の奪い合い
3 あの手この手でサバイバル
展示ハウスで素敵な眠りを
テント生活も経験
コンパの席に紛れ込んで飲み食い
コンビニ裏は激戦区
金も借りられない
第4章 なぜか経営に目覚めた
1 孫請けでもピチピチいい仕事をします
初めての一生懸命
やがて独り立ち
助走の時期
貴重な人との出会い
2 会社立ち上げ、奮戦記
会社設立のノウハウ本を読む
伝言ダイヤルより高い携帯電話
無限会社、収入は「いっぱい」
現物出資という裏技
初めは試行錯誤
不良債権がたまっていた
見せつけられた人生劇場
3 新ビジネスはどこにあるか
マッチング・ビジネス
自分のフィールドの仕事をする
IT界の王者との出会い
4 “自由”を得て、やる気が違った
会社を大きくする
強力な援軍
社員全員が一斉に辞めた
使いやすいシステム構築
より快適に
今日もホームレスのいる公園へ
第5章 いつでも「ドリーム・メイキング」しようよ
1 問題あるところにビジネスあり
始まっている果敢な試み
社会問題=マーケット
とうとう「ニート」が職業に
やがて“ダンボール・チルドレン”がやってくる
2 最近、「経営」が好きになってきた
失敗に優る成功体験はない
ぼくは育てられている
特殊な会社には特殊な人間が集まる?
夢をかなえるフリースクール
誰もが、紙一重
誰にでもチャンスがあるよ――あとがきにかえて
内容説明
ホームレスから脱出し、求職者支援のビジネスを立ち上げ、いまや年商7億に―「ソーシャル・ベンチャー」の先駆けとして注目される著者が、ぐじゃぐじゃの半生を振り返り、フリーター、ニートに贈る熱いメッセージ!社長になりたけりゃ、これを読め。
目次
第1章 ホームレスだったことが逆に、ぼくの強み(フリーターに職住を提供する画期的なビジネス;どん底の経験が生きてきた)
第2章 アブナイ車上生活(夜食はパンの耳―ぼくの貧乏ばなし;ぼくは昔から群れるのが嫌い ほか)
第3章 苦労と工夫の路上生活(当てのない、その日暮らし;ホームレスが今日も必死に生きる ほか)
第4章 なぜか経営に目覚めた(孫請けでもピチピチいい仕事をします;会社立ち上げ、奮戦記 ほか)
第5章 いつでも「ドリーム・メイキング」しようよ(問題あるところにビジネスあり;最近、「経営」が好きになってきた)
著者等紹介
前橋靖[マエバシオサム]
1968年、千葉県に生まれる。83年、サーフィン初体験で頭に10針縫うケガを負い、燃えてハマる。高校卒業後、横浜の印刷会社に就職するが、わずか2週間で退職。実家に戻るが居づらくなり、家出。車上生活をしながらサーフィン三昧の日々を過ごす。89年、プロサーファーになる夢を諦め、上京。カネも身寄りもなく路上生活者に。91年、建築現場の日雇い作業員として働き始める。97年、東京・池袋に建設請負会社、(有)トラスティーを設立。98年、(株)エム・クルーに組織変更し、代表取締役社長に就任。99年、ナスダックの設立説明会で孫正義氏に出会い、ビジネスプランをプレゼンするが無視される。2003年、フリーター・求職者支援のための住居「レストボックス」の第1号店を渋谷にオープン。収益を上げながら社会貢献を行なう「ソーシャル・ベンチャー」の先駆けとして注目され始め、国内外のテレビや雑誌で取り上げられる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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