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出版社内容情報
通常学級における発達障害児の相互行為や人々の視線を多角的に分析し、制度や実践の背景を明らかにする。2010年代のフィールドワークを起点に、参与観察やインタビューによって教師の発達障害児への対応とその背景を検討する。
【目次】
まえがき
序章 〈障害があること〉はいかに理解可能な現象なのか
1. はじめに
2. 障害児と学校教育――教育社会学における学級内の相互行為への着目
3. 「発達障害」という分類をいかに適用するのか
4. 障害カテゴリーの着目の意義――教育社会学と障害学の接合可能性
5. 本書の構成
第1章 学校の中のディスアビリティを捉える視点
1. 通常学級における個別的ニーズへの応答と学級の秩序の成立はいかに可能となるか
1.1 発達障害の定義と特別支援教育
1.2 教師ストラテジー研究における秩序の組織――発達障害児という視点
1.3 障害の社会モデルに着目する意義
1.4 教師の資源の配分のストラテジーへ――教師ストラテジー研究の展開可能性
1.5 通常学級における発達障害児に対する「特別な配慮」実践
2. 調査方法――調査対象校の選定とその特性
2.1 本研究の課題と方法
2.2 研究方法
2.2.1 新聞記事による言説分析
2.2.2 インタビューの分析
2.2.3 参与観察と教師や支援員へのインタビューの分析
第Ⅰ部 「発達障害」をめぐる語り
第2章 「発達障害」概念に対する解釈枠組みと振る舞いの変化――新聞報道における「発達障害」概念の使用に着目して
1. はじめに
2. 発達障害カテゴリーと人々の振る舞いの変化をいかに記述するか
2.1 法律における分類の変更と実践の関係
2.2 障害モデルの転換と能力
3. 研究の方法と対象
3.1 発達障害者支援法と発達障害児の処遇
3.2 発達障害児への支援をめぐる概念の使用の変化
4. 分析
4.1 「障害」をめぐる責任帰属の変化――学校や教師は何に対して責任を負うのか
4.2 発達障害児へ向き合う「家族」の存在
4.3 教師に対する発達障害の「理解」の要請と実践の帰結
4.4 親や児童生徒の働きかけと教師の学習面の配慮による「能力の発揮」
5. おわりに
第3章 発達障害児の母親役割とは何か――「努力する母親」としての振る舞い方に着目して
1. はじめに



