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内容説明
いちばん大事なのは次もやってみようと思えることです(東田直樹)。「自閉症の僕が跳びはねる理由」著者・東田直樹最新刊!
目次
第1章 自閉症という僕の個性(話したいのに話せない;制御不能な身体;記憶とこだわりと気持ちの折り合い)
第2章 振り返って思うこと(学び;幼稚園・学校;家族)
第3章 生きやすくなるために(わかってほしい;支援)
第4章 「自閉症だから」じゃない(心地いい時間;独自の世界観;毎日をやり過ごす)
著者等紹介
東田直樹[ヒガシダナオキ]
1992年8月生。1998年3月児童相談所にて「自閉傾向」と診断を受ける。1999年4月小学校入学。2004年4月千葉県立君津養護学校6年編入。2005年4月千葉県立君津養護学校中学部入学。2008年4月アットマーク国際高等学校(通信制)入学。2011年3月アットマーク国際高等学校(通信制)卒業。第4回・第5回「グリム童話賞」中学生以下の部大賞受賞をはじめ、受賞歴多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ann
62
昨日読み終えて、今日が別の日のように感じられた。深すぎる言霊の溢れる本。2018/02/14
美登利
52
私の住んでる市内に在住と言うことにまず興味があり、年齢を見ると息子たちどほぼ同じ。私には自閉症の年下の従兄弟がおり、発達障害などは前から気になってました。そんな関係の本も殆どが教育者が書いたもの。当人が自分の思いを文章にしたものを読んだことがなく、まして出来ることとは思っていませんでした。有る意味衝撃的です。話すことはうまく出来なくても書く事は出来る人もいるのだと。障害を持つ本人がどのように感じてるなんて、実はそれさえもよくわからないのかも?と思い込んでいました。大変失礼な思い込みだったことを反省します。2014/01/22
なるみ(旧Narumi)
30
東田さん著書二冊目。東田さんが自分を取り巻く世界や自分自身をどうとらえているのか、ブログにまとめていたものを元にとてもわかりやすい文章で書かれた一冊でした。特に印象に残ったのは「スケジュール」でした。東田さんの場合は自分でスケジュールを選択しているというのではなく、スケジュールの組み合わせに自分を当てはめる感じがつらくなり、使わなくなったとのこと。今まで自分は自閉症のお子さんにはまずスケジュールを視覚的に提示、と思い込んではなかったかと、はっとさせられました。何回も再読したいと強く思いました。2015/02/19
かさお
29
美しい桜を見て溢れる感動を抑えきれずに号泣する、水の流れをいつまでも見ていられて、水の中では魚のように落ち着く、空気が読めない人が居るなら、空気は皆で作るものだから、カバーする人が居ればいいだけ。皆と同じように出来ない悲しみは、神様が敢えて僕たちをこの時代に出現させたと思うようにしてるそうです。確かに東田さんのような人が増えたら戦争は無くなるかもしれない。世間の垢にまみれて自分を見失いそうになった時、定期的に読み返して浄化されたい😓特にラストの詩は鳥肌もの。シンプルイズベスト。
canacona
23
18歳の東田さん。自閉症のこだわりや行動について、気持ちについて、前の本でも書かれていたけど、また考えを深めて更新してるのがよくわかります。そして毎回、東田さんの自然について好きなことについての心象風景がすごくステキだと思います。好きなものキレイなものを全身で感じて一体化してるかのような感覚。幸せそうだなぁ。反面、最後の詩は東日本大震災からの情景にも思えたけど、これもまた東田さんの心象風景なのでしょうか。最後につかんだのが自分の手で、どん底から脱却する。すごく強いなと思いました。2022/01/12