内容説明
「依存症時代」をどう生きるか。ダルクでの活動を経て「学び」を経験し、専門資格を取得した回復者たちが直面する、当事者/専門職の境界と役割をめぐる葛藤。回復とはなにか、支援とはなにか。アディクトたちの人生の第二の物語を、鋭く描く。
目次
第1部 アディクト(依存者)から「私」へ(気をつけていないと見失ってしまいそうな小さなそれを守りながら;切りとられない歩き方)
第2部 アディクション当事者とは誰か(わたしも一緒だよ;世界一受けたい作業療法;そのアディクション、誰のもの?;アディクトを超えて)
第3部 学びへの躊躇とチャレンジ(学びの物語;無限の可能性;専門職への道のり)
著者等紹介
市川岳仁[イチカワタケヒト]
1999年、三重県津市に三重ダルク開設。立命館大学大学院人間科学研究科博士後期課程。名古屋市立大学人文社会学部(精神保健学)ほか非常勤講師。三重県精神保健福祉審議会ギャンブル等依存症対策推進部会委員。精神保健福祉士・保護司(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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