目次
本書の問題設定と目的、課題
障害の問題をめぐる研究上のアプローチ―先行研究の検討と本書の意義
第1部 学校教育を通した排除問題に対する「当事者性」の獲得(近現代日本における知的障害児の教育問題に対する「当事者性」の獲得と問題提起―第二次世界大戦以前の社会事業家と社会教育関係者を中心に;知的障害児の教育問題をめぐる「当事者性」の獲得と権利保障に向かう運動―戦後日本における育成会・親の会参加者を事例として;障害児をめぐる隔離・排除に抗う親たちの「当事者性」の獲得と教育改革―英国における当事者運動との連帯の動きに着目して)
第2部 学校卒業後の自立の問題に対する「当事者性」の獲得(障害者の自立の問題に対する「当事者性」の獲得と教育実践の創出―日本の公民館職員と青年集団の活動を事例として;知的障害者の自立の問題に対する「当事者性」の獲得と支援アプローチの変化―当事者運動を支援する成人教育職員の実践に着目して)
第3部 総合的考察(障害の問題に対する「当事者性」を獲得する学びと運動の理論;当事者と連帯するアライを育てる学び―通常学校における障害平等研修に着目して)
本書の結果と課題、今後の展望
著者等紹介
橋田慈子[ハシダナリコ]
1992年東京都生まれ。筑波大学大学院人間総合科学研究科博士課程修了。博士(教育学)。東京都国立市公民館嘱託職員(青年室事業担当)、日本学術振興会特別研究員‐DC1、筑波大学人間系特任研究員を経て、日本学術振興会特別研究員‐PD、神戸大学大学院人間発達環境学研究科(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。