出版社内容情報
ガッサン・ハージ[ガッサン ハージ]
著・文・その他
塩原 良和[シオバラ ヨシカズ]
監修/編集
川端 浩平[カワバタ コウヘイ]
監修/編集
前川 真裕子[マエカワ マユコ]
翻訳
稲津 秀樹[イナヅ ヒデキ]
翻訳
高橋 進之介[タカハシ シンノスケ]
翻訳
内容説明
他者の排除や否認へ向かうナショナリズム、レイシズム、植民地主義などに抗し、境界を強化するあらゆる二元論を乗り越え、他者にひらかれた、所与の空間の外部をラディカルに探求する。新たな理論的地平をひらく画期的思考実践。他者と共に在るありうべき別の現実のために―。
目次
1(後期入植者状況のグローバル化;「ドツボにはまる」ことについて―危機の批評と批評の危機)
2(批判的人類学の思考とラディカルな政治的想像界の現在;アラブの社会科学と批判をめぐるふたつの伝統)
3(民族誌と政治的な感情について―調査地で、イスラエルを嫌悪すること;オルター・ポリティカルな理性とアンチ・ポリティカルな感情―ファノンの場合)
4(自己陶酔的な被害者意識について;占領されざるもの ほか)
著者等紹介
ハージ,ガッサン[ハージ,ガッサン] [Hage,Ghassan]
メルボルン大学教授(文化人類学・社会理論)。1957年にレバノン・ベイルートで生まれ、1976年にオーストラリアに移住。シドニー大学などを経て現職。ナショナリズム、レイシズム、多文化主義、ポストコロニアリズムに関する批判的著作や、トランスナショナルなレバノン人ディアスポラの民族誌的研究で広く知られる
塩原良和[シオバラヨシカズ]
慶應義塾大学法学部教授。専門:社会学、社会変動論、多文化主義/多文化共生研究
川端浩平[カワバタコウヘイ]
津田塾大学学芸学部准教授。専門:社会学、カルチュラル・スタディーズ、日本研究(Japan Studies)
前川真裕子[マエカワマユコ]
京都産業大学現代社会学部准教授。専門:文化人類学、オーストラリア研究
稲津秀樹[イナズヒデキ]
鳥取大学地域学部准教授。専門:社会学、カルチュラル・スタディーズ
高橋進之介[タカハシシンノスケ]
ウェリントン・ヴィクトリア大学人文社会科学部講師。神戸大学国際文化学研究推進センター連携フェロー。専門:沖縄・日本戦後史、ポストコロニアル冷戦史、地域研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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