目次
韓国のオルタナティブスクールの20年のあゆみの諸相―多様な子どもに多様な学びを保障するあり方を探る
第1部 韓国のオルタナティブスクールの運動と制度(韓国の代案教育運動の生成展開過程とその性格―1980年代から1990年代の教育運動に着目して;韓国のオルタナティブスクールの制度・類型とその特徴)
第2部 子どもの生き方を支える「多様な学びの保障」をするオルタナティブスクール(若者が創造する教育・文化・福祉・労働と学校づくり―ソウル市立青少年職業体験センター(ハザセンター)Seoul Youth Factory for Alternative Cultureとハザ作業場学校の教育実践
子ども・教師・親の生き方と学校教育・マウルづくりの一体的展開
子どもの生き方を支える学びの構造と成立条件―日韓の事例から
韓国農村部のオルタナティブスクールの教育実践―三つの学校からなる「ガンジー代案学校教育共同体」の事例から)
第3部 韓国のオルタナティブスクールの成果と課題(堤川市徳山面における農村共同体研究所の地域づくり実践;「非主流社会」を生きるオルタナティブスクール卒業生の「学校」から社会への移行の困難―Aさんのインタビューを手掛かりに)
著者等紹介
宋美蘭[ソンミラン]
弘前大学教育推進機構准教授。北海道大学大学院教育学研究科博士後期課程修了。博士(教育学)。専門は教育学・比較教育学。韓国釜山生まれ。来日後、新聞社に勤務。札幌にて不登校の子どもとの出会いを契機に、「学校」とは何かについて深く考えるようになる。改めて、学校教育と自分が受けてきた「学歴社会」中心の韓国教育を、韓国社会の外側から照らしてみたいという想いで、会社をやめ、教育学の道に進む。教育学を学ぶ傍ら、日韓の子どもの国際交流および国際学術研究交流の通訳・コーディネーター、教育学術書翻訳など、日韓の架け橋の役割に長く携わる。近年は、日韓の比較の視点からオルタナティブスクール研究の試みと、オルタナティブスクール卒業生の「学校」から社会への移行問題について取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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いとう