開発政治学を学ぶための61冊―開発途上国のガバナンス理解のために

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開発政治学を学ぶための61冊―開発途上国のガバナンス理解のために

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  • サイズ A5判/高さ 21cm
  • 商品コード 9784750346397
  • NDC分類 311.031
  • Cコード C0031

出版社内容情報

いまや「良い統治」をどう実現するかは開発の焦点であり、開発の世界で焦点となったガバナンス(統治)を、政治学的に位置づけたものが開発政治学である。開発は国づくりであり、国をつくるのは政治であるという「開発の基本」を、政治学の各分野と関連する61冊の本の紹介を通じて理解する新たな視点の概説書。

 はじめに――国際開発学と開発政治学



第?部 現代世界と途上国開発



第1章 開発の政治経済学のいくつかの視角

 1 絵所秀紀『開発の政治経済学』

 2 ダニエル・ヤーギン&ジョゼフ・スタニスロー『市場対国家』

 3 ステファン・ハルパー『北京コンセンサス』



第2章 比較政治学と政治発展論

 4 ハワード・J・ウィーアルダ『入門 比較政治学』

 5 サミュエル・ハンチントン『変革期社会の政治秩序』

 6 リチャード・A・ヒゴット『政治発展論』



第3章 開発援助と政治

 7 西水美恵子『国をつくるという仕事』

 8 マイケル・エドワーズ『フューチャー・ポジティブ』

 9 トーマス・カロザース他『政治に直面する開発援助』(英文)

 10 ヴェレーナ・フリッツ他編『課題対応型の政治経済分析』(英文)





第?部 途上国開発における国家の役割



第4章 開発・国家・ガバナンスに関する国際機関の議論

 11 世界銀行『世界開発報告1997』

 12 世界銀行『世界開発報告2017』

 13 国連開発計画『人間開発報告書2002』

 14 クレイグ・N・マーフィー『国連開発計画(UNDP)の歴史』



第5章 開発と制度・制度改革

 15 ダグラス・C・ノース『制度・制度変化・経済成果』

 16 ダロン・アセモグル&ジェイムズ・A・ロビンソン『国家はなぜ衰退するのか』



第6章 国家論と開発国家

 17 ヨン・ピエール&ガイ・ピーターズ『ガバナンス・政治・国家』(英文)

 18 エイドリアン・レフトウィッチ『国家と開発』(英文)

 19 メレディス・ウー・カミングス編『開発国家論』(英文)

 20 リチャード・サンドブルック『アフリカ経済危機の政治分析』



第7章 脆弱国家論

 21 ポール・コリアー『民主主義がアフリカ経済を殺す』

 22 世界銀行『世界開発報告2011』

 23 稲田十一編『開発と平和』



第8章 ナショナリズムと近代国家

 24 アーネスト・ゲルナー『民族とナショナリズム』

 25 ベネディクト・アンダーソン『(定本)想像の共同体』

 26 アントニー・D・スミス『ネイションとエスニシティ』



第?部 開発のための国家運営



第9章 開発と法の支配

 27 松尾弘『良い統治と法の支配』

 28 ラン・ハーシュル『司法官僚支配へ』



第10章 汚職対策

 29 スーザン・ローズ=アッカーマン他『汚職と政府』(英文)

 30 梅田徹『外国公務員贈賄防止体制の研究』



第11章 リーダーシップ論の途上国への適用

 31 ジョセフ・S・ナイ『リーダー・パワー』

 32 鈴木康次郎・桑島京子『プノンペンの奇跡』



第12章 開発行政と官僚制

 33 ガイ・ピーターズ『官僚制の政治学』(英文)

 34 マーク・ターナー&デイビッド・ヒューム他『ガバナンス・経営・開発』(英文)

 35 ジョン・クア『シンガポール方式の行政』(英文)



第13章 途上国流の公共政策と政治

 36 マット・アンドリュース『開発における制度改革の限界』(英文)

 37 玉田芳史・船津鶴代編『タイ政治・行政の変革 1991-2006年』



第14章 ローカル・ガバナンス

 38 シャビール・チーマ&デニス・ロンディネリ編『分権化するガバナンス』(英文)

 39 石田徹・伊藤恭彦・上田道明編『ローカル・ガバナンスとデモクラシー』





第?部 開発を取り巻く政治過程



第15章 クライアンテリズムとレント・シーキング

 40 河田潤一編著『汚職・腐敗・クライエンテリズムの政治学』

 41 メリリー・グリンドル『地方へ』(英文)

 42 ハーバート・キッチェルト&スティーヴン・ウィルキンソン編『パトロン、クライアント、政策』(英文)

 43 ニコラス・シャクソン『タックスヘイブンの闇』



第16章 開発途上国の政党と政治

 44 ジョヴァンニ・サルトーリ『現代政党学』

 45 アンジェロ・パーネビアンコ『政党』

 46 アレン・ヒッケン&エリック・クホンタ編『アジアにおける政党システムの制度化』(英文)



第17章 市民社会

 47 マイケル・エドワーズ『「市民社会」とは何か』

 48 高柳彰夫『グローバル市民社会と援助効果』

 49 メアリー・カルドー『グローバル市民社会論』



第18章 民主化

 50 ジーン・グリューゲル『グローバル時代の民主化』

 51 サミュエル・ハンチントン『第三の波』

 52 スティーヴン・レヴィツキー&ルカン・ウェイ『競争的権威主義』(英文)





第?部 開発への国際関与



第19章 政策改革支援

 53 ステファン・ハガード&ロバート・カウフマン編著『経済調整の政治学』(英文)

 54 世界銀行『有効な援助』

 55 石川滋『国際開発政策研究』



第20章 平和構築支援

 56 ローランド・パリス『戦争の終わりに』(英文)

 57 篠田英朗『平和構築と法の支配』

 58 オリバー・リッチモンド『ポスト自由主義的平和』(英文)



第21章 民主化支援

 59 トーマス・カロザース『重要な任務』(英文)

 60 サラ・ブッシュ『飼いならされるデモクラシー支援』(英文)

 61 杉浦功一『民主化支援』



 索引

木村 宏恒[キムラ ヒロツネ]
監修

稲田 十一[イナダ ジュウイチ]
著・文・その他/編集

小山田 英治[オヤマダ エイジ]
著・文・その他/編集

金丸 裕志[カナマル ユウジ]
著・文・その他/編集

杉浦 功一[スギウラ コウイチ]
著・文・その他/編集

目次

第1部 現代世界と途上国開発(開発の政治経済学のいくつかの視角;比較政治学と政治発展論 ほか)
第2部 途上国開発における国家の役割(開発・国家・ガバナンスに関する国際機関の議論;開発と制度・制度改革 ほか)
第3部 開発のための国家運営(開発と法の支配;汚職対策 ほか)
第4部 開発を取り巻く政治過程(クライアンテリズムとレント・シーキング;開発途上国の政党と政治 ほか)
第5部 開発への国際関与(政策改革支援;平和構築支援 ほか)

著者等紹介

木村宏恒[キムラヒロツネ]
名古屋大学名誉教授(大学院国際開発研究科)。専門:開発政治学、国際関係論

稲田十一[イナダジュウイチ]
専修大学経済学部教授。専門:開発の政治経済学、国際協力論、ODA評価

小山田英治[オヤマダエイジ]
同志社大学大学院グローバルスタディーズ研究科教授。専門:国際開発学、開発政治学、途上国のガバナンス・汚職対策研究

金丸裕志[カナマルユウジ]
和洋女子大学人文学群教授。専門:比較政治学、政党論、民族問題、東南アジア地域研究

杉浦功一[スギウラコウイチ]
和洋女子大学人文学群准教授。専門:国際関係論、政治学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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とある本棚

10
正直著者たちの言う「開発政治学」については、既存の比較政治学や開発学、国際政治経済学と何がどう違うのかピンとこない。ただ、開発途上国におけるガバナンスの議論がどのように変遷したのか、また当該分野での古典には何があるのかを知るにはうってつけの一冊。個人的に関心を持った、途上国の官僚制やリーダーシップについては本書を手がかりに、紹介された書籍や国際機関のレポートを読みたい。61冊以外にも参考文献として、様々書籍が挙げられており、そのうち幾つかはオンラインでフリーアクセスであるのが嬉しい。2024/02/11

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