内容説明
不安の時代に魂のやすらぎはあるのか。文学、美術、モードから社会現象、国際情勢にわたるまで、さまざまな人間的営みを比較文化論の名手が柔らかな思考で読み解く。
目次
第1章 現代における魂の幸福
第2章 国境の外、地球のうち
第3章 文化の来し方、人類の行く末
第4章 文学から世界をみる
第5章 交差するまなざし
第6章 落穂拾い
著者等紹介
張競[チョウキョウ]
1953年、上海生まれ。上海の華東師範大学を卒業、同大学助手を経て日本へ留学。東京大学大学院総合文化研究科比較文化博士課程修了。東北芸術工科大学助教授、國學院大學助教授、明治大学法学部教授、ハーバード大学客員研究員を経て、明治大学国際日本学部教授。専攻は比較文学・比較文化・東アジア文化交流史・文化史。1994年『恋の中国文明史』(ちくま学芸文庫)で読売文化賞(評論・伝記部門)、95年『近代中国と「恋愛」の発見』(岩波書店)でサントリー学芸賞(芸術文化部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みさき
1
レポートを書くために参考文献として読んだ本。面白いと思ったのは文化的背景によって美醜の基準が全然違うというところ。2020/01/22
里のフクロウ
1
第3章で投了します。私にはこれ以上読み続けることができません。『現代社会はどこに向かおうとしているのか。(中略)大切なのは性急に根治の処方箋を求めるのではなく、思索を重ねること』『様々な人間的営みを比較文学論の名手が柔らかな思考で読み解く』の帯に惹かれて手にした。内容は新聞へのコラムを再編集したものが主体であった。一篇々は知己に富んだものであるが、字数に制限のあるコラムでの論調であるので深みに欠ける。これが延々と続くと辟易としてきてしまったというのが実感である。しばらくは積ん読としておきます。2016/03/16
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