目次
1 スコットランド概観
2 自然・都市・島嶼
3 歴史
4 思想・科学技術・産業
5 文学
6 芸術
7 生活・スポーツ・祭典
8 スコットランドと日本
著者等紹介
木村正俊[キムラマサトシ]
神奈川県立外語短期大学名誉教授。専攻、スコットランド文学、ケルト文化論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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秋良
13
意識調査をすると「自分はイギリス人である前にスコットランド人である」という認識の人が多い独特の国(?)、スコットランド。発行年が古く(2015年)独立投票の直後とあって、その選挙に至る歴史的なプロセスを知れたのは良かった。距離的には遠い国ながら日本の西洋近代化と大きく関わっていて、スコットランドなくして今の日本は無かったんじゃないかと思える。グラバーもバートンもエジンバラやグラスゴー出身だったとは。勤勉で職人気質で意外と国民性も近いような気がする。エジンバラへ行くのがより楽しみになった。2023/10/13
まつ
4
来月受ける予定のウイスキー検定に数問だけ出る文化、地理、歴史関係の問題に対応するために拾い読み。ウイスキーについては好きで、バーへ行って飲むため知識ゼロからの学習ではない。対してスコットランドについてはほぼゼロ。だいぶ前に義務教育で習ったと思うが、イングランドと混同してしまっていた。今日一読してみて知識が付いたとも言えないが、都市の特色や国の文化をしれたことで「グラスゴー」だったりに色付け出来て少なくともゼロではなくなったのは大きい。エジンバラ、ハギス、ロバートバーンズ、ツイードetc.。2025/01/04
ブルーツ・リー
4
こちらは通史ではなく、章ごとにテーマを変えつつ、スコットランドの歴史や文化にアプローチしていく本。 通史や小説と違って、1冊を通じる筋のようなものが無いから、そういう意味では読みづらく、個々の事象について深く学びたいと思ったら、それぞれの専門書に当たる形にはなりそう。 まずは、国々の基本的な情報を、基礎的に抑える。という意味合いのシリーズのようです。 ただ、それでもガイドブックに比べると、文化や歴史に深くアプローチしているとも言えるから、ガイドブックとしては、専門性が相当高い本、と言えると思います。2021/09/07
たっつみー
3
イギリス北部、バグパイプなど独自の文化はよく聞くが、それ以外の特徴を知らなかった地域。グラバーをはじめとして幕末明治に日本で活躍した外国人が多かったのは意外。ハイランドや複雑な海岸線の地域は1度旅してみたい。2023/08/30
かおり
1
イングランドに留学し、かつOutlanderにハマり、スコットランドを詳しく知りたいと思って読んだ。2つの議会と2つの政府の章を興味深く読んだ。2023/11/16