目次
第1部 海外の小学校の英語教育(スウェーデン、オランダ、日本の教員養成;自律学習者を育てるフィンランド―恵まれた学習環境の教員と児童;ドイツ、ノルトライン・ヴェストファーレン州の事例から―ポートフォリオと外国語学習の基礎を考える ほか)
第2部 日本の授業の現場から(さまざまな教授法の子どもへの応用―「外国語活動」を担当する現場教員が求めるもの;小学校の英語活動に文字指導は可能か;入門期の音声指導とフォニックスの導入―コミュニケーション能力の素地を養う ほか)
第3部 英語教育の行方(小学校と中学校のスムーズな連携を目指して;「小学校英語活動」で学んだことを「中学校英語」で生かすための工夫―「小学校での英語活動」の差が中学生になってどう現れるか;小学校英語教育に何が期待されているか―学校訪問とアンケート調査からわかること ほか)
著者等紹介
河原俊昭[カワハラトシアキ]
京都光華女子大学教授。東京大学文学部卒業、金沢大学社会環境科学研究科博士課程修了、博士(社会環境科学)。専門は言語政策、英語教育。日本「アジア英語」学会理事
中村秩祥子[ナカムラチサコ]
滋賀大学教育学部特任講師。ロイヤルメルボルン工科大学TESOL Graduate Diploma修了。龍谷大学文学研究科英語英米文学専攻・博士課程単位取得満期退学。専門は認知言語学、英語教育(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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壱萬参仟縁
10
第Ⅰ部は世界各国の英語学習事例。フィンランドはよく教育先進国として取り上げられるが、授業は英語で行う(44頁)。英語史からすれば、英語に親近感のある地政学的位置づけがあるが、日本は極東で、英語とは疎遠にならざるを得ないのもやむ得ないか。フィンランド式で学ぶべきは、初心者にも発音記号を教えること(53頁)。これなくして正しい発音はできないので、筆記体と同様、教えていく必要があるのではないか。私なら地域校の場合、高校1年なら中学の教科書に戻ることを辞さない。二五先生の他教科を入れて英語を、は共感(216頁)。2013/07/06
Kanae
1
スキャン読みだったので、再読予定。2013/07/27