内容説明
現状分析、構造改革への評価、政策提言を通じ、長期的な目で日本経済の姿を浮き彫りにする。2009年版では、医療制度改革、気候変動問題なども取り上げ、日本の経済政策に対する評価と勧告を行う。
目次
第1章 世界経済危機の克服:新しい成長モデルの必要性(戦後最長の景気拡大の後には、戦後最も深い景気後退が続く;危機への政策対応 ほか)
第2章 金融の安定:危機の克服と銀行部門の効率性の改善(世界金融危機が日本の銀行部門に対して比較的小さな直接の影響しか与えなかったのはなぜか;強烈な二次的ショックが金融部門を襲った ほか)
第3章 経済金融危機への財政政策対応と財政の持続可能性の達成(経済危機への財政の対応;財政の持続性を達成するための政策 ほか)
第4章 日本の医療改革:コスト抑制と質の改善と公平の確保(日本の医療制度の直面する主要な問題;日本の医療制度の概観 ほか)
第5章 気候変動問題に対する日本の政策枠組みの改善(気候変動問題に向けた日本の政策枠組み;個別の政策手段の分析 ほか)
著者等紹介
大来洋一[オオキタヨウイチ]
東京大学経済学部卒業。経済企画庁、OECD日本政府代表部一等書記官、内国調査第一課長、経済企画審議官、政策研究大学院大学教授等を経て、政策研究大学院大学客員教授・アカデミックフェロー
吉川淳[ヨシカワアツシ]
大阪大学経済学部卒業。経済企画庁を経て、大阪学院大学教授
牛嶋俊一郎[ウシジマシュンイチロウ]
東京大学経済学部卒業。経済企画庁、OECD事務局、ロシア経済省顧問、内閣府経済社会総合研究所次長等を経て、埼玉大学教授
古川彰[フルカワアキラ]
東京大学経済学部卒業。経済企画庁を経て、立命館大学教授
我妻伸彦[アガツマノブヒコ]
東京大学経済学部卒業。経済企画庁、環境庁等を経て、立命館大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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