危機に立つ日本の理数教育

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  • サイズ A5判/ページ数 346p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784750320298
  • NDC分類 407
  • Cコード C0037

出版社内容情報

学力低下が叫ばれる中、日本の理科教育はどこへ向かうのか。98年から継続して活発な議論を提供しているシンポジウム「日本の理科教育があぶない」の講演録。高校・大学、行政、塾・予備校、NPOなど、各分野の第一人者による多様な視点からの分析と提言。

1 先端科学技術と教育問題(小泉英明)
2 私の経験した教科書検定(石川 統)
3 教育課程と都立高等学校での理科教育の状況 ――高等学校の教育現場から(生物)――(板山 裕)
4 高等学校理科の選択者数の推移とその問題点(広井 禎)
5 大学の教育現場から(物理学)(兵頭俊夫)
6 私が大学で実践している「教養生物」の授業 ――大学の教育現場から(生物学)――(渡辺勇一)
7 大学の教育現場から(医科大学・医学部の入学者)(浅見行一)
8 理科教育における分野相関の重要性(和田昭允)
9 脳科学の進展と理科教育(小泉英明)
10 教育には予算が必要(星 元紀)
11 大学教育の現在と課題(寺崎(崎はたつざき)昌男)
12 大学と高等学校の接続関係をめぐって(荒井克弘)
13 大学全入化時代と大学の学力問題(天野郁夫)
14 教育問題に関する理数系学会の取り組み(浪川幸彦)
15 生命科学研究の立場から(石浦章一)
16 学士課程教育の現状と教養部解体後の課題(渡辺勇一)
17 私立大学の学士課程教育 ――中部大学の対応――(坪井和男)
18 高等学校教育課程と理科科目履修の現状(鈴木規夫)
19 予良一)
あとがき(正木春彦)
編者・著者紹介

あとがき
 高等教育フォーラムのスタートは 7 年前の 1997 年暮。その頃,大学新入生の学力の変化に構造的な影響を感じ,ある理科教育関係のシンポジウムに参加してみたが,学力問題はまったく認識されておらず,フロアーからの私の発言も噛み合うことなく消えてしまったのを覚えている。
 当時の文部省方針は,ゆとり重視と称して,全員が理解できるようにと,教育内容は削減に削減を重ね,2002 年(中学),2003 年(高校)からの新学習指導要領に向けて突き進んでいた。初めは知識量が少なくても,自ら学ぶ力がついていくので高校ではむしろ学力は上がるはずだという予定調和まで唱えられていた。
 本日,昨年(2003 年)夏にOECDが実施した国際学習到達度調査(PISA)の結果が公表された。世界 41カ国・地域の 15 歳,日本では高校 1 年生が対象。そして,前回 2000 年に行われた調査に比べ,日本は 3 年間で,調査した 4 分野のうち読解力で 24 点,数学的リテラシーで 23 点の低下となった。これは平均を 500 点に標準化して,しかも分布形の上ではその平均点に近づいたあたりの値なので,この低下は小さくない。
 報道によれば,文部科学大臣は,学力が低下傾向にあるとはっき

内容説明

「学力低下」問題はここにある!各分野の第一人者が分析する「理数力低下」の構造。

目次

先端科学技術と教育問題
私の経験した教科書検定
教育課程と都立高等学校での理科教育の状況―高等学校の教育現場から(生物)
高等学校理科の選択者数の推移とその問題点
大学の教育現場から(物理学)
私が大学で実践している「教養生物」の授業―大学の教育現場から(生物学)
大学の教育現場から(医科大学・医学部の入学者)
理科教育における分野相関の重要性
脳科学の進展と理科教育
教育には予算が必要〔ほか〕

著者等紹介

松田良一[マツダリョウイチ]
東京大学大学院総合文化研究科・教養学部助教授(広域科学専攻)

正木春彦[マサキハルヒコ]
東京大学大学院農学生命科学研究科・農学部教授(応用生命工学専攻)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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