出版社内容情報
「人間が解放されるとは、個々人が自分に誇りを持てること」を信念に、部落差別・民族差別・戦争と平和・いじめや非行の問題と向き合い、子どもと共に差別を許さない教室を創り上げてきた教師による人権教育実践の記録と、教育を志す後輩たちに送るエール。
まえがき
1 差別する者は絶対にゆるさんぞ
序
一 私への公開質問状
二 おかぁは、よく遊んで来るようにと弁当作ってくれるんや
三 先生よ、3年間ようしんぼうしてやって来たと思います
四 先生の悪い所は思想性がない所なんだ
資料 冊子「近畿統一用紙をめぐって」(部分)
2 日本の学校体制と社会の申し子達
一 突然の死とその周辺
二 子どもにとって学校とは何か
三 学ぶことから生活をふり返る
資料 レポート 課題と解答例
3 ママことアズリンの心のふるさと島高
一 新設校の基盤づくり
二 高校全入運動と地元集中受験運動
三 定期考査規定をめぐって
四 校舎も校則も整ったころから
五 ママ
六 卒業文集づくり
七 日の丸
八 アズリンに心のふるさとからの退去命令
4 選りすぐった庭木と芝生、広いグラウンドのある学校
一 私に密着し続ける「魂」達
二 まずは仲間探しから
三 差別事件は知られたくない
四 日朝の架け橋、チャンゴ演奏
五 「理由あり自習」そして「先生ダメになる」
六 相談室 「えっ! 先生も?」
七 沖縄の自然むしばむあやま
目次
1 差別する者は絶対にゆるさんぞ(私への公開質問状;おかぁは、よく遊んで来るようにと弁当作ってくれるんや ほか)
2 日本の学校体制と社会の申し子達(突然の死とその周辺;子どもにとって学校とは何か ほか)
3 ママことアズリンの心のふるさと島高(新設校の基盤づくり;高校全入運動と地元集中受験運動 ほか)
4 選りすぐった庭木と芝生、広いグラウンドのある学校(私に密着し続ける「魂」達;まずは仲間探しから ほか)
5 学ぶとは誠実を胸に刻むこと、教えるとは希望を語ること
著者等紹介
内田正子[ウチダマサコ]
東京、兵庫、大阪の各大都市圏で公立学校の国語科教育に携わる一方、同和教育推進委員、同委員長を歴任。大学で国語科解放教育教授法の講座を担当。その間、教育雑誌等に多数教育論等を発表。南平大学講師を経て、芸術手法で人権感覚を醸成する方法を試み、その作品を米西欧の各地、アジア各地で発表。東京アイム、人民政府武夷山画廊、その他に収蔵され、各芸術書で紹介されている。文学博士
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