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内容説明
卓抜したブランド戦略でMBAのケーススタディにしばしば登場する超優良グローバル企業P&G。その秘密はマーケティングスキルではなく、戦略的な人材育成にあった!フォーチュン誌では「社員の能力」が業種を超えて世界ランキング1位にも選ばれている。日本人初のヴァイス・プレジデントとなった和田浩子氏が語る、今初めて明かされるP&G式世界一能力の高い社員の育て方。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
リップ
23
P&Gに勤める初の日本人女性として23年にわたり活躍してきた和田さん。常にパイオニアとしてユニークな商品やアイデアを提供し、様々なメガブランドを担当しました。もともとP&Gという企業に興味があって借りた本でしたが、女性管理職に対するキャリアについても色々と参考になることが書いてあり、改めてP&Gという企業の良さ、すごさを感じました。阪神淡路大震災の際に、上司部下関係なく社員全体に根付いている個々人のリーダーシップに感銘を受けました。2014/08/31
kochanosuke
11
高田誠さんの『P&G式伝える技術~』がとてもよかったので、続いてP&Gつながりで本書を。負けずに良い本。後半の方が面白い。ジェネラルマネジャーにまで上り詰めて、そこで初めてメンター制度で公式メンターが'付く'というのにビックリ。営業本部長とかいう部門長クラスの上がジェネラルマネジャーというんだから。2013/07/12
ろび
9
徹底したマーケティング、有言実行の社風の中でリーダーとして仕事をずっとされてきた方だけある。スマートにきっぱり言い切る文章に背筋が伸びた。以下はメモ。目的を常に意識。話すように書く。メモは書いている時間ではなく発した時に意味を持つ。いつまでもいると思うな親とボス。必要な情報はサッと出てくる方がカッコ良い。ヒエラルキーを割り切り失敗を分析する。現場の部下は消費者の変化の一番近くにいること。アイデアキラーの言葉に注意。部下をがっかりさせる条件。自分に対する使命感を持つ。2020/04/17
glaciers courtesy
7
日本人初のヴァイスプレジデントになった女性が自分のヒストリーを書いた本なんだけど、波乱万丈の話があるわけではない。著者の力というより、本人が「私は昇進するたびに、自分が思っているより早く上に上がったような気がしていました。(中略)ぶかぶかの靴を履いているようで、早くそれに合わせて成長しなければならない焦りを感じ」と言うように、会社のシステムの中で上手く成長した人なんだと思う。そう考えると、確かにP&Gに育成プログラムはしっかりしている。しかし、GEがそうだったようにP&Gもいつかは壁にぶつかるのだろうな。2018/12/31
abekinu
7
まだ外資企業や女性の専門職が当たり前でなかった時代にパイオニアとなって活躍された方のP&Gでの経験談。自分がどう成果を出したかというよりも、会社の文化や人を育てるシステムの話。育て方としては目新しいものはなかったが、その方針を徹底的にやり抜く力が大切で、それを実践している企業なのだろう。2015/02/11
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