出版社内容情報
「外国人お断り」という看板を掲げた小樽市内の入浴施設が、一律に、外国人のような外見の人の入場を拒絶した。これは人種差別ではないのか? ある外国人らはそう抗議を始め、この問題が世界的に知れ渡った。日本における国際化とは、人権とは何か?
はじめに
Chapter 1 門前払い
Chapter 2 仲間外れ
Chapter 3 正義を求めて
Chapter 4 一筋の光
終わりに
著者紹介
内容説明
「アジア人お断り」。もし海外でこの看板を目にしたら、どう思いますか?「外国人お断り」という看板を掲げた小樽市内の入浴施設が、一律に、外国人のような外見の人の入場を拒絶した。これは人種差別ではないのか?ある外国人らはそう抗議を始め、この問題が世界的に知れ渡った。そして永年、市をはじめとする行政がこうした状態を放置したため、入浴施設と小樽市を提訴し、現在も裁判は継続中。この問題の発端から現在までを原告の一人、有道出人が書いた本書は日本に鋭く問いかける―日本の真の国際化とは何か?日本における人権とは何か。
目次
1 門前払い
2 仲間外れ
3 正義を求めて
4 一筋の光
著者等紹介
有道出人[アルドウデビト]
1965年、アメリカ・カリフォルニア州生まれ。87年、コーネル大学政治学学士取得、91年カリフォルニア大学サンディエゴ校商学修士(MBA)取得。93年より北海道情報大学教員。86年に初来日、2000年に日本国籍取得。98~2001年まで、全国語学教育学会(JALT)のPALE特別分科会「PALE Journal」誌で編集長を務める。これまでに「立法府よ、人種差別禁止法を!」(『民主党さっぽろ』)、「どこにいても私は私である」(『心の健康』109号)など多数の日本語原稿を発表するほか、Japan TimesやJapan Todayなどに英文で原稿を発表
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