出版社内容情報
子どもの権利を子どもたち自身が知るためにつくられた『子どもの権利ノート』。とりわけ施設で暮らす子どもたちや施設職員が、子どもの権利についてより深く理解し、毎日のなかで権利を大切にしていくために、子どもの権利ノートの上手な活用法を解説する。
はじめに
I 児童福祉施設における『子どもの権利ノート』の意義
1 児童福祉施設における権利擁護と『子どもの権利ノート』
2 『子どもの権利ノート』が果たす役割
II 東京都における子どもの権利擁護のしくみ
1 権利擁護システムのなかで『権利ノート』が果たす役割
2 東京都『子どもの権利ノート』作成の背景
3 東京都『子どもの権利ノート』と権利擁護システムの関係
4 東京都における『子どもの権利ノート』の作成過程
5 東京都『子どもの権利ノート』の活用方法
資料1 新たな子どもの権利保障の仕組みづくりについて
資料2 子どもの権利擁護システム検討委員会
資料3 児童福祉施設等子ども権利擁護検討委員会設置要領
III 東京都『子どもの権利ノート』の内容と課題
■メッセージ
■権利の説明と責任・義務について
資料4 児童自立支援の理念
■個としての尊重と差別の禁止
資料5 子どもの権利擁護委員会設置運営要綱
資料6 第三者機関としてのオンブズパーソン設置についての第一次案
資料7 都立萩山実務学校における苦情解決の仕組みについて
■知る権利
資料8 児童福祉審ついて
資料17 教護院における事故防止について
資料18 収容保護児童に対する体罰の禁止について
資料19 児童養護施設等における適切な処遇の確保について
■アフターケアの権利
資料20 養護施設等退所児童自立定着指導事業の実施について
■ボランティアの心の養成
●巻末資料
■『子どもの権利ノート』アンケート結果
■『子どもの権利ノート』配布後アンケート(子ども用)
■『子どもの権利ノート』配布後アンケート(施設用)
■『子どもの権利ノート解説書』配参考法令および文献について
あとがき
内容説明
本書は、東京都「子どもの権利ノート」を権利擁護の一形態として推進する立場から、著者の見解をもとに、できる限り子どもの権利に即して「東京都子どもの権利ノート解説書」をリメークしています。
目次
1 児童福祉施設における『子どもの権利ノート』の意義
2 東京都における子どもの権利擁護のしくみ
3 東京都『子どもの権利ノート』の内容と課題(メッセージ;権利の説明と責任・義務について;個としての尊重と差別の禁止;知る権利;意見表明権の保障;家族の尊重;ブライバシーの保護 ほか)
著者等紹介
井上仁[イノウエジン]
1951年4月生まれ。児童指導員(東京都福祉局)。東京都立誠明学園を経て、現在は東京都立萩山実務学校勤務
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