文脈としての規範倫理学

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  • サイズ B6判/ページ数 270p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784779506727
  • NDC分類 150
  • Cコード C3012

内容説明

倫理の基本を考える。「してはならないこと」や「なすべきこと」の問題が対立したり矛盾したりしたときに、妥当な判断や考えを哲学的に吟味・考察するための道案内。

目次

第1部 義務論―行為や規則などの正しさや善さに関わる理論(一)(行為義務論;規則義務論)
第2部 帰結主義的な目的論としての「功利主義」―行為や規則などの正しさや善さに関わる理論(二)(行為功利主義;規則功利主義 ほか)
第3部 卓越性を目指す目的論としての「徳倫理学」―生き方の理想に関わる理論(一)(徳倫理学の端緒;徳倫理学の展開)
第4部 ケアする人であることを目指す目的論としての「ケアの倫理」―生き方の理想に関わる理論(二)(ケアの倫理とその端緒;ケアの倫理とその展開)

著者等紹介

田中朋弘[タナカトモヒロ]
1966年福岡県に生まれる。1990年大阪大学文学部卒業。1996年大阪大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。現在、熊本大学教授。博士(文学)。(哲学・倫理学専攻)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Schuhschnabel

1
勉強会の課題図書。倫理学の入門書で功利主義、義務論、徳倫理と題されている章についての詳しい記述とケアの倫理についての説明で構成されており、これらの分野の最大公約数的な部分は押さえられていると思う。それ以外の、行為義務論や規則義務論としてのロールズといった筆者の趣向が反映されている部分に関しては、最初は読み飛ばしても問題ないと思う。独力で読み進めるのは結構つらいかもしれない。2019/04/02

オブ犬

1
タイトルの通り文脈という視点での規範倫理学の各論の解説本。各章(一章がだいたい1つの論)の終わりに簡単なまとめがあったり、本文中でも重要な部分は何度も繰り返し述べられていたりして、とても理解しやすくできていると思う。あとがきで著者も言っているが、あくまで各論のリストアップで、著者独自の総論的な考えがほとんど無いのは物足りないかもしれない。でも規範倫理学という社会にも直接繋がる思想を概観するには良い本だと思う。2014/02/13

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