出版社内容情報
差別されているがゆえに自由・平等への「人類的要求」を持ち得た「悪人」説の人間としての輝きとはなにか。親鸞思想の緻密な分析からその核心をとらえ、社会の上層にも広がる契機を持ち得た衝撃力を日々の定時制高校での実践にも生かした著者渾身の親鸞研究。
序文[古田武彦]
親鸞と被差別民衆
一 親鸞との出会い
二 「悪人」という差別
三 宗教的差別思想
四 親鸞の悪人正因思想
五 被差別民の中から生まれた親鸞の思想
付・親鸞の思想形成と被差別民衆(史料・抜)
河田光夫氏への追悼と本書の解題[藤田友治]
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