内容説明
過去の人権侵害をただし、真実を明らかにし、正義を実現し、人権侵害を二度と繰り返さないためにはなにが必要か。「移行期正義」をめぐる課題を多角的に論考する。
目次
巻頭言 多様化する移行期正義研究の軌跡
依頼論文(「犠牲者中心の」移行期正義と加害者処罰―ラテンアメリカの経験から;参加にともなう公的承認―南アフリカ真実和解委員会とカンボジア特別法廷の事例から;日韓請求権協定と戦後補償問題の現在―第2条条文化過程の検証を通して)
投稿論文(国際刑事裁判のディレンマの政治構造;連戦連敗の移行期正義―インドネシアと東ティモールにおける責任追及の軌跡1998~2010年;南アフリカ真実和解委員会における「和解」の創造―ローカル正義導入とその作用の観点から;紛争後シエラレオネにおける法の支配の(再)確立と紛争被害者の損害回復)
書評 「このいまわしい苦悩」を繰り返さないために―石田勇治・武内進一編『ジェノサイドと現代世界』勉誠出版2011年3月
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