内容説明
日本の歴史上、最強の労働組合と謳われた電産は、なぜわずか一〇年で世を去ったのか。敗戦直後の坩堝のごとき騒乱の時代を先陣切って駆け抜け、「輝ける電産」と謳われた電産は、なぜ歴史上からその姿を消したのか。その問いが私たちを戦後動乱期・戦後復興期の一〇年間へと誘っている。
目次
序章 研究課題
第1章 「十二月協定」(一九四六年)
第2章 電産の結成(一九四七年)
第3章 地域人民闘争(一九四七年~一九五〇年)
第4章 「レッドパージ」(一九五〇年)
第5章 電産五二年争議(一九五二年)
第6章 電産崩壊(一九五六年)
終章 結論
著者等紹介
河西宏祐[カワニシヒロスケ]
1942年神戸生まれ。早稲田大学人間科学学術院教授、文学博士。専攻、社会学(経営・職業・労働)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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