内容説明
講道館柔道の寝技を完成したといわれる岡野十段の、柔道と家族を思う熱き心のほとばしる書簡集。ひたすら柔道の研究に邁進した戦後の小豆島時代の書簡を中心に編集。随所にきらめく柔道への深い洞察、嘉納治五郎、磯貝一、永岡秀一、徳三宝、三船久蔵ら有力な柔道家への言及も興味深い。
目次
一 『学生柔道の伝統』執筆前(昭和二十三年‐昭和二十七年)
二 『学生柔道の伝統』執筆中(昭和二十八年‐昭和二十九年)
三 『学生柔道の伝統』執筆後(昭和三十年‐昭和四十年)
著者等紹介
岡野好太郎[オカノヨシタロウ]
1885(明治18)年生まれ。明治44年旧制第六高等学校、大正9年旧制第八高等学校、大正15年名古屋高等商業学校の柔道師範を歴任。昭和29年『学生柔道の伝統』(黎明書房)を著す。昭和36年名古屋大学柔道部師範。講道館十段。昭和42年逝去
岡野勝敏[オカノカツトシ]
1925(大正14)年生まれ。岡野好太郎四男。昭和43年より10年間新日本製鐵広畑柔道部を全国優勝に導く
長山志保[ナガヤマシホ]
岡野好太郎の孫。岡野勝敏の娘(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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