目次
第1部 座談会 「構造的沖縄差別」に抗して(「構造的沖縄差別」の発生と現状;差別の起源としての沖縄戦、琉球処分;構造的差別とメディア、司法の責任;普天間基地問題をどう動かすのか;沖縄独立と東アジア共同体を考える)
第2部 論考集 抵抗か、独立か、共生か(21世紀、アジアの時代を平和の時代へ;本土の差別的な対沖縄政策と沖縄の怒り―その原点としての沖縄戦の記憶;琉球独立の将来像―植民地経済から自立経済へ;沖縄から日本と東アジアの人権・平和を問う―戦争とファシズムの時代状況にどう向き合うべきか)
第3部 シンポジウムの記録 「東アジア共同体と沖縄の未来」(東アジア共同体・沖縄(琉球)研究会設立宣言
声明 東アジアの緊張を高める日米同盟強化と沖縄の新基地建設強行および抗議運動参加者への不当逮捕・長期勾留に強く抗議する
第一回シンポジウム(2016年9月11日 琉球大学文学部)
第二回シンポジウム(2016年10月5日 神奈川大学横浜キャンパス))
著者等紹介
鳩山友紀夫[ハトヤマユキオ]
1947年生まれ。東京大学工学部卒。スタンフォード大学Ph.D。東京工業大学助手、専修大学助教授を経て1986年~2012年衆議院議員。1996年民主党を結党。菅直人とともに代表。2009~10年第93代内閣総理大臣。現在、東アジア共同体研究所理事長。政治家引退後、友愛を広めるために、由紀夫を友紀夫に改名
大田昌秀[オオタマサヒデ]
1925年生まれ。1945年、沖縄師範学校在学中に沖縄戦に動員され、九死に一生を得て生還。戦後、早稲田大学を卒業後、米国シラキュース大学大学院にてジャーナリズムを学ぶ。修了後、琉球大学社会学部で教授として研究・指導を続ける。1990年沖縄県知事に就任、2期8年務め、平和・自立・共生をモットーに県政を行う。2017年6月12日死去
松島泰勝[マツシマヤスカツ]
1963年生まれ。在ハガッニャ(グアム)日本国総領事館と在パラオ日本国大使館の専門調査員、NPO法人ゆいまーる琉球の自治代表、琉球民族総合研究学会共同代表を経て、現在、東アジア共同体沖縄(琉球)研究会共同副代表、龍谷大学教授
木村朗[キムラアキラ]
1954年生まれ。九州大学大学院法学研究科政治学専攻単位取得後退学。九州大学法学部助手を経て、鹿児島大学教授。専門は政治学、平和学。日本平和学会理事、東アジア共同体・沖縄(琉球)研究会共同代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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