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内容説明
不登校児に対する、レッテル貼り(分類)、診断、投薬は本当に必要だろうか?彼ら(彼女ら)は、このスピード至上主義の社会に疲れ果て、ひと休みしているだけではないのか―。日本で唯一人、教育委員会の委嘱を受けた「スクールソーシャルワーカー」として、家庭訪問を主体に、不登校児や親に対する相談、援助活動を続けている著者が、子どもに寄り添い、心の扉をたたく日々の活動を報告。「不登校現象」を根本から問い直すとともに、援助システムとしての「スクールソーシャルワーク」の導入を強く訴える。
目次
マージへの手紙 学校が子どもたちを支配している
亮二君への手紙 子どもに対する学校ぐるみの支援
養護教諭への手紙 精神的な援助のシステムを学校に
家庭への訪問 子どもの子の扉をたたく
講演(スクールソーシャルワークについて―子どもの新たな防波堤として;不登校について―登校拒否はいけないこと?)
精神科医への手紙 診断及び、薬の投与について
電話での相談 親の養育態度がすべてではない
祐子さんと母親への書き置き 会えない君に
担任教師への手紙 進学への道は開かれている
高山さんへの手紙 「何もできない人」が求められている