出版社内容情報
内容説明
明治時代の大礼服、大正時代のモボ・モガ、昭和戦時期の国民服・モンペを経て、戦後、みゆき族や竹の子族、ボディコン、コギャルなどさまざまな流行が生まれた。日本のファッションが独自の文化に発展した軌跡をたどる。
目次
ファッションから読む日本―プロローグ
現代ファッションの源流をたどる―明治前期~中期(一九世紀後半)(西洋との対峙―軍服の移入;近代化の象徴―理念としてのスーツ ほか)
西洋のファッション文化が流入する―明治後期~昭和初期(一九〇〇~三〇年代前半)(百貨店の発展―流行と消費の創出;銘仙の流行と都会的生活 ほか)
「日本的なるもの」を追求する―戦中期(一九三〇年代後半~四五年)(戦争と衣服―流行と統制;国民服―「新日本服」の考案 ほか)
ファッションを日本へ適用する―戦後~昭和中期(一九四五~六〇年代)(占領下のアメリカンスタイルと「きもの」;日本人のためのパリファッション ほか)
日本のファッションが世界と出会う―昭和後期以降(一九七〇~二〇二〇年代初頭)(若手デザイナーの成長と既製服ブランドの発展―一九七〇年代;ファッションブランドの確立と大衆への浸透―一九八〇年代 ほか)
ファッションの力―エピローグ
著者等紹介
平芳裕子[ヒラヨシヒロコ]
1972年、東京都に生まれる。現在、神戸大学大学院人間発達環境学研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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bapaksejahtera
14
明治維新以降我が国洋装史の流れを追う。私の子供時代、街で働くおばさんは和装だったから、洋装の老女ばかりの現代は不思議にも思う。洋服は自ら縫って子供に与え、自身も着た母。我が子供ら世代は既製服を購入するのみとなった。本書ではその背景を分かり易く説明してくれる。軍装の導入に連れ男性の洋装が開始されたが女性は遅れる。但し西洋でも女性の服装は大衆社会と共に変化した。日本女性の洋装も社会の変容と共に徐々に進展する。戦中でさえ国民服という押しつけは女に及ばなかった。近年の服装流行の記述は、どこの世界の事かと読んだが。2025/03/21
Go Extreme
2
着物から洋服へ スーツは近代化の象徴 平等を体現 洋服 鹿鳴館とドレス 社交 健康のための髪と服 百貨店 流行と消費 洋裁家 洋服を作る 簡単服 生活改善 戦争と衣服 物資統制 国民服 新しい日本服 日本的な婦人の服装 白いエプロン 防空服 和服から洋服へ転換 更生服 シルエット変える 映画とテレビ 洋服普及 デザイナーとアパレル 若者の流行 ファッション DCブランド ポストモダン 裏原宿 ストリートカルチャー コギャル アムラー 若者 ロリータ 森ガール 二極化 ノームコア 究極の普通2025/05/16
horada
0
***2025/04/15
takao
0
ふむ2025/03/21