目次
序章 麦の風土の醸成（「牧場」の風土；「砂漠」の風土の牧畜 ほか）
第１章 西アジアで生まれた農耕文化（西アジアにおける農耕のはじまり；栽培植物あらわれる ほか）
第２章 中央ユーラシアの気候・水資源とその変遷（中央ユーラシアの気候と人びとの暮らし；中央ユーラシアの環境史をさぐる ほか）
第３章 麦の風土の主役たち（オオムギ千夜一夜物語；ユーラシアを東へと伝播したコムギ―考古学と遺伝学の接点）
著者等紹介
佐藤洋一郎［サトウヨウイチロウ］
総合地球環境学研究所副所長・教授
鞍田崇［クラタタカシ］
総合地球環境学研究所プロジェクト上級研究員（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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地球レベルの周期的な乾燥化・寒冷化や、人間の耕地面積の拡大・遊牧移動民の減少・家畜の増大は、木を植えれば良いとか、過放牧がいけないとか単純なことでは無いことがわかる。特に降雨量の少ない地域では塩害も絡んでくるので、過去の農耕史を詳しく知ることは沙漠化に関する問題を考える上でも興味深い。2009/08/16
