トンネルに消えた女の怖い話

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トンネルに消えた女の怖い話

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  • サイズ B6判/ページ数 395p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784652079744
  • NDC分類 K933
  • Cコード C0097

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mocha

110
このシリーズは児童書だけど容赦なく怖い。ロンドンへ向かう列車で、ロバート少年が白ずくめの女から聞かされる物語の数々。1話語るごとにふたりの間で濃くなっていく緊迫感。女の正体には気づいていたし、生意気なロバートが痛い目に会いそうな気もしたけれど、オチがどうのなんて気にならないくらい物語が充実していた。『島』『猫背岩』など古い宗教がベースの話が、特に奇異な感じで面白かった。2017/08/21

KAZOO

107
この作者のものでは3作目にあたるもので子供向きとしては非常にこわい感じが他の2作よりもしました。連作でいくつかのこわい話を列車に乗り合わせた白いドレスの女性が話していくのですが、聞き手の子供は最後まで眠らずに聞き通します。それがよかったということが最後にわかります。2021/04/30

ままこ

103
舞台は19世紀のイギリス。白いドレスの女が語る奇妙で怖い物語。登場人物は鼻持ちならない嫌な性格ばかり。その傲慢さから自業自得の残酷な末路に…。特に「ささやく男」は殺され方がウゲッと気持ち悪かった。表紙のジト目少年は主人公のイメージにぴったり。2019/08/17

みうか

74
モンタギューおじさんの怖い話が貸出中だったので、こちらを先に。人が次々と死んでいくのですが、いわゆる善人が不幸に陥るわけでもなく、むしろ根性の曲がった人間たちが痛い目に合う率が高く(一部除く)、たまにスカッとしてしまう自分がいて、そこが1番怖かった‥というより面白かった。人間の醜さや愚かさが描かれており、読者である私自身の汚い部分を引き寄せ、そして物語に沿って浮き彫りにさせます。読み手によっては罪悪感や嫌悪感、恐怖を覚えさせるある種の教訓になりえそう。挿絵が素敵。2018/08/16

眠る山猫屋

64
プリーストリー三作目は、継母の過干渉から逃れて鉄道に乗り込むロバート少年が、相席の白いドレスの女から聞かされる怖い話の数々。ヴェルヌやドイルが話題の端々に上る辺り、今回は伏線になっていたようで、ちょっとSFチックな怪異が語られていく。南方から来た巨大な食肉植物とか。お気に入りは割れ目の向こう側からナニカが侵食してくる『壁の割れ目』と島の密かな信仰『猫背岩』、そして『島』。広大な麦畑の中に島の様に存在する塚に潜む謎の獣(の骨)。荒涼とした英国の闇が近づいてくるよう。〈日本の夏は、やっぱり怪談・洋編〉参加作品2022/08/03

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