著者等紹介
椋鳩十[ムクハトジュウ]
1905年、長野県に生まれる。法政大学文学部を卒業後、山の民を主人公とした作品で脚光をあびる。のち児童文学に移り、動物文学の第一線で活躍。1987年没
小泉澄夫[コイズミスミオ]
1942年、神奈川県に生まれる。青山絵画研究所などで修学後、イラストレーターとして活躍。さし絵作品多数。第12回日本絵本大賞/新人賞佳作受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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lovemys
6
住む場所も食べる物も少なくなったクマたちは、人間が住む場所までやって来る。クマも必死だけど、人間も必死。昔はまたぎがいたんだよな、と思う。またぎがいなくなるとクマが民家に来るよ、と言われていたが、現在、街にクマが出るニュースよく見るな。うちは熊の胆(くまのい)常備してる(笑)意外とクマは身近だなと感じてしまった。2022/05/24
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
5
教育出版国語 5年生 【平成27年度教科書掲載本 令和2年度教科書掲載本】2015/06/19
はゆ
4
やはり、表題作の山の太郎グマが好きだな。これは、椋鳩十の実体験なのか?と思ったけどそうでもないようだ。クマって本当に蜂蜜が大好物なんだ!2015/09/26
azuno
3
熊撃ちの話で結構悲惨な結果にもなるのだが、作者はあっけらかんと綴っていく。市の図書館の電子図書で読みました。2023/07/21
火星人碧
1
熊が出てくる童話が6篇。椋鳩十の作品は小学校の教科書に載っていて読んだ。同じ世代の人には、以後親しむことがなかった人でも馴染みの作家であろう。愛とか悲しみ、罪に対する悔いなど、テーマはどれも普遍的なものばかり。古臭いからつまらないと言わないで、今の子供にも読んでほしい。2022/12/11