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出版社内容情報
〈魔の魚〉と島人からおそれられている白いサメにいどむ二人の少年漁師。白サメにロープをかけたままで舟は大海へさまよい出た…。 小学校低学年~小学校中学年
内容説明
鹿児島から南、海上250キロに浮かぶ宝島―。昭和27年ごろまでの島の暮らしは、サメ狩りでささえられていました。ところが、もっともサメの集まる年にかぎって怪物があらわれるのでした。“魔の魚”と呼ばれ、村人からおそれられている白いサメです。これまで何人もの勇敢な漁師たちが、この身長5メートルもある大ザメにいどみ、犠牲になりました。幼なじみの太郎と春吉、二人の少年の父親もそうです。“魔の魚”がいたのでは、漁になりません。ごうをにやした網元は、賞金をかけましたが、だれも応じる者はありません。腕に自信のある春吉が、こっそり舟を出しました。急いで後を追う太郎…。二人は競って挑戦しましたが、老巧な白いサメは、尾にロープをかけたまま、大海へにげだします!サメにひかれて、あらしの中を、どこまでもさまよっていく二人の小舟―。その先にいったい、どんなドラマが…?椋鳩十作品の中では異色の好編です。
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