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「例外」の思想―戦後知識人・加藤周一の射程

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  • サイズ A5判/ページ数 253p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784434293672
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C3010

内容説明

独特のベクトルを持つ加藤周一の思想と構図を明らかにする一冊。「戦後」は今の我々のポストコロナ時代も共有できる普遍的な意味合いを持っている。戦後知識人の加藤周一が出会い、取り組んだ苦難が姿を変え、形を変えて我々の前に表れているように思える今こそ、歴史における我々の時代の位置づけを確認し、これからを生きるために…

目次

序章 なぜいま加藤周一を語るのか
第1章 「近代」と戦後知識人
第2章 「雑種文化」と「土着世界観」が生み出した「例外」の思想
第3章 山上憶良の場合―「例外」の知識人の原点
第4章 竹内好、丸山眞男と加藤周一
第5章 「例外」と「単独者」
終章 「普遍的な例外」を目指して

著者等紹介

劉争[リュウジュン]
1978年、中国北京市に生まれる。現在、関西国際大学教員。2000年北京師範大学卒業後、来日。東京大学大学院総合文化研究科比較文学・比較文化専攻博士前期課程修了。神戸大学人文学研究科文化構造専攻哲学コース博士学位取得。神戸夙川学院大学、神戸山手大学を経て、現職。専攻は日本思想・東洋哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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