内容説明
ナポレオンは、いかにして権力を握り、保持したか？小説的手法で劇的に描く決定版ナポレオン伝。
目次
第１部 開かれた運命のとびら
第２部 運命の寵児
第３部 意志の力で創造した運命
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
崩紫サロメ
11
フランス文学者による伝記小説。2段組450ページの上下本。小説としてはややストイックに、ナポレオン自身の『セントヘレナ回想録』や同時代の多くの回想録を引用しており、物語的な躍動感よりも「この人も回想録を残しているのか」と、面白く読んだ。サブタイトルや表紙レイアウトのイメージに引っ張られると、違ったイメージを抱いてしまうかもしれないが、淡々とした中に語られるナポレオンの情熱や野心が、味があってよいと思う。タレイラン主役の本も書いている人なので、そのあたりも面白い。2019/12/10
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