内容説明
鎖国後、オランダ・中国との窓口だった長崎の、魅力あふれる食文化の伝統をわかりやすく描く。長崎奉行所などの献立の検証や、獣肉食、南蛮・唐菓子、洋酒類の伝来を探り、現在に受け継がれている食文化の原点に迫る。
目次
長崎の食―プロローグ
1 長崎奉行所の食
2 幕末の長崎の食
3 西洋文化を取り入れようとした将軍・大名たち
4 南蛮食の伝播
長崎街道の食―エピローグ
著者等紹介
江後迪子[エゴミチコ]
1934年、神戸市生まれ。山口女子短期大学より実践女子大学大学院修士課程修了。広島文教女子大学短期大学部助教授、別府大学短期大学部教授を経て現在、江戸期の食文化の研究および執筆活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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150betty
1
(☆3)長崎の天ぷらは天つゆにつけずに下味がついてるだとか、昔好きだった和菓子が洋菓子の影響を受けた長崎の菓子であったとか。別個に長崎の農家やらの郷土料理の本も読んだけどそれとも大分趣が違う。ゴマ豆腐も長崎発祥なんですね。2014/11/07
しのざき
1
意外なものが江戸時代に食べられていたことがわかったり、食べていたはずのものが食べられてなかったり。 食後に読むには少しお腹がすきます。 ただ、地名が明らかに違う部分があり、読み物としてはいいけれど資料としてはちょっと信用し難いように感じました。2012/10/16
dimsum
1
献立がたくさんでてくる。写真や絵がないからよくわからない。資料がほぼ日記。昔の人は日記をよくかいていたらしい。日本ではじめて卵かけごはんを食べたのは、岸田吟香(岡山出身・従軍記者・明治五年)か、小城鍋島藩『御次日記』の天保九年客人にだされた「御丼 生玉子」2011/05/16
tama
0
図書館本 目について借りた、が残念。著者が研究者のせいか、データの羅列が多く数ページに渡る。普通読まないと思うがなぁ。いろんな意味でびっくりした箇所が一箇所。幕末のペリーの二度目の来航で、彼の方が準備したものの中に「シャンペン」があり、連れてきたコックが「1週間」かけて作り上げ、ペリーが出来栄えを絶賛した、と。マジでシャンペンか!?2013/10/05
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