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出版社内容情報
人間関係のストレスで会社を辞めた深山朝子は、祖母の花屋「ミヤマ花壇」を手伝うことに。そんな朝子と、5人の小・中学生との思
いがけない出会いが織りなす、5つの物語。高村有、デビュー作。
・高橋美月ーー私服で登校するカジュアルデーに、迷ったあげく制服で登校してた美月。ダサいと思われたくないし、TPOも大事だし……いったい何を着ればいいの!?
・川田みちるーーみちるの最近の悩みは自分の一人称。自分のことを「みちる」と呼ぶのは子どもっぽいと言われたけれど、「わたし」もしっくりこないのだ。
・遠藤莉子ーー「かわいそう」と言われるたびに思う。父親がいなくても、わたしはかわいそうな存在じゃない。そんな莉子は、週に1回やってくる謎の男性、オーノくんのことが気にかかり……
・小林フミカーー親が再婚し、友だちも彼氏ができた。みんなそれぞれにパートナーがいるけど、わたしはひとりぼっち。まわりの人間関係が変わりゆくなか、フミカは孤独と向き合う。
・森脇晴臣ーー廃業した旅館が廃墟にならないように、定期的にメンテナンスをしてきた晴臣。辛いとき、ここでの時間が自分の心のメンテナンスにもなっていたが、旅館の改装が決まり……
内容説明
ちょっとしたことで、一喜一憂するわたしたち。それは、いつだって誰かとかかわっているときなんだ―。深山朝子、25歳。会社を辞めて祖母の花屋を手伝う朝子とゆる~くつながる5人の物語。
著者等紹介
高村有[タカムラユウ]
長野県生まれ。第3回フレーベル館ものがたり新人賞優秀賞、第10回ポプラズッコケ文学新人賞編集部賞をそれぞれ受賞。「サークル・拓」及び「季節風」同人
せきやよい[セキヤヨイ]
宮崎県生まれ。ストーリーを感じられる人物描写や日常に寄り添うあたたかみのあるイラストを制作。挿絵、装画、アニメーションなど幅広く活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。