内容説明
真言密教の大成者=弘法大師空海の伝記。若き日の山林修行から兜率への旅立ちに至るまでの全生涯を生き生きと描く。また最澄と交わされた書状をもとに、二人の巨人をめぐる群像の中に、平安仏教の成り立ちを探る。
目次
1 若き日の空海
2 出家入唐
3 虚往実帰―真言の受法
4 韜黙の禅思
5 高雄山寺での両部潅頂
6 真言宣布への歩み
7 曼荼羅壇場の建立
8 兜率への道
『高野雑筆集』と唐僧義空―あとがきにかえて
著者等紹介
高木〓元[タカギシンゲン]
1930年島根県に生まれる。1958年東北大学大学院文学研究科(インド学仏教史学)修了。高野山大学教授・同学長、密教文化研究所所長などを経て、高野山大学名誉教授、文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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