ハヤカワ文庫<br> 火曜クラブ

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ハヤカワ文庫
火曜クラブ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 464p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784151300547
  • NDC分類 933.7
  • Cコード C0197

内容説明

甥のレイモンドを筆頭に、前警視総監や画家などさまざまな職業の人々がミス・マープルの家に集っていた。一人の提案で各自が真相を知っている昔の事件を語り、その解決を推理しあうという“火曜クラブ”ができたが…静かな目立たない田舎の老婦人ミス・マープルが初めて驚異の推理力を披露した短篇13篇を収録。

著者等紹介

クリスティー,アガサ[クリスティー,アガサ][Christie,Agatha]
1890年、保養地として有名なイギリスのデヴォン州トーキーに生まれる。中産階級の家庭に育つが、のちに一家の経済状況は悪化してしまい、やがてお金のかからない読書に熱中するようになる。特にコナン・ドイルのシャーロック・ホームズものを読んでミステリに夢中になる。1914年に24歳でイギリス航空隊のアーチボルド・クリスティーと結婚し、1920年には長篇『スタイルズ荘の怪事件』で作家デビュー。1926年には謎の失踪を遂げる。様々な臆測が飛び交うが、10日後に発見された。1928年にアーチボルドと離婚し、1930年に考古学者のマックス・マローワンに出会い、嵐のようなロマンスののち結婚した。1976年に亡くなるまで、長篇、短篇、戯曲など、その作品群は100以上にのぼる。現在も全世界の読者に愛読されており、その功績をたたえて大英帝国勲章が授与されている

中村妙子[ナカムラタエコ]
東京大学文学部卒、英米文学翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Kircheis

410
★★★★☆ ミス・マープルが主人公の短編集。いわゆる安楽椅子探偵もの。 作者のクリスティ自身が話していたことでもあるが、マープルはポアロより短編向きだと思う。 一部パッとしない話があるにはあるのだが、全体的にはとてもおもしろい。特に表題ともなっている『火曜クラブ』と、『バンガロー事件』が気に入っている。 論理整合性という点では疑問な部分も多いが、漂う雰囲気等それを補って余りある名作だと思った。2018/10/19

mae.dat

293
ミス・マープルの短篇がどどんと13話。この数ですから、寧ろショートショートに近いのかも。構成が特殊で、1話目表題作はそう言うお喋り会(?)の設定説明を兼ねているのね。ジェーン伯母さま=ミス・マープル(重要)。そして2〜6話目もこの火曜クラブの余興を続けた連作短篇なのね。更に7話目からは場所と人を入れ替えて、似た様な状況下での話になるのですね。忽然と語りはじめるのでは最初は戸惑いましたよ。編み物しながら話を聞くマープルさん。話を聞いている為か、考えを巡らせている為か、編み目を間違えちゃうのね。かわええ。2025/10/17

stobe1904

169
【ミス・マープル短編集】13篇の短編が収録され、そのうち12篇は過去に起きた事件を推理する安楽椅子探偵もの。エキセントリックな切れ者のポアロとは違い、田舎のおばあちゃん然としたミス・マープルがするどい推理で次々と事件を解明していくさまは痛快。古きよきイギリスらしい皮肉とユーモアが雰囲気作りにうまく役立っているところもクリスティらしい。集まったメンバーそれぞれが推理して解決するこの安楽椅子探偵スタイルが後世の多くの作品に影響を与えたことがわかる素晴らしい短編ミステリ集だった。★★★★★2023/05/17

Tanaka9999

143
13話の短編集。短編なのでリズムがよく、さっと読める。ミス・マープルによる解決編は、たいていは気持ちよい。一部の話はマープルの直観に従って解決していく話。どちらにせよ、洞察力だけで解決するのだから。人間に対する洞察力が悲しいぐらいない私としてはうらやましい限りです。2019/07/25

ぽんすけ

124
ミス・マープルの推理がキレッキレですごい。口癖のように人間性の観察が趣味だというが、それにしたってすごすぎる。一見イギリスの田舎町に住むお婆ちゃんなのにその正体は類稀なる名探偵とか、このシリーズがポアロと人気を二分するというのもよくわかる。短編集だからこそサクッと話しが纏まっていて読みやすいのかもしれない。作者本人も言葉でポアロは長編が向いていてミス・マープルは短編が合ってるというのもここら辺からくるのかもしれない。個人的には「歩道の血痕」と「青いゼラニウム」と「二人の老嬢」が好きだった。2026/06/04

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