歴史文化ライブラリー<br> 新田一族の中世―「武家の棟梁」への道

個数:
電子版価格
¥1,870
  • 電子版あり

歴史文化ライブラリー
新田一族の中世―「武家の棟梁」への道

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年06月01日 05時37分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 230p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784642058087
  • NDC分類 288.3
  • Cコード C0320

出版社内容情報

『太平記』に刻まれた“武家の棟梁”の姿。ライバル足利氏の思惑を描き出し、新田氏の実像を浮き彫りにする!

内容説明

上野国を本拠とした義国流清和源氏の新田氏。同族の足利氏とは家格が違いながら、『太平記』でなぜ「源家嫡流の名家」と描かれているのか。新田氏の足跡から実像に迫り、『太平記』に秘められた足利氏の思惑にも言及。

目次

『太平記』のなかの新田氏―プロローグ
新田氏の成立
雌伏の時代
地域権力としての姿
「武家の棟梁」新田氏の誕生
『太平記』の刻印―エピローグ

著者等紹介

田中大喜[タナカヒロキ]
1972年、東京都に生まれる。1996年、学習院大学文学部史学科卒業。2005年、学習院大学大学院人文科学研究科博士後期課程修了、博士(史学)。駒場東邦中学校・高等学校教諭を経て、国立歴史民俗博物館・総合研究大学院大学准教授(併任)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

サケ太

16
新田一族が悲しい。何故、新田義貞は、新田一族は「源氏嫡流の名家」と成ったのか。新田一族の始まりから、足利氏の配下となっていた頃から、鎌倉侵攻で、大功を挙げたことで足利尊氏の対抗馬として推されることに。その流れに理不尽さを感じてしまう。足利氏にとっては敵役として求められ、徳川氏や明治政府にその役割を確定されてしまった。そこに面白さを感じてしまうのは無神経か。2021/04/29

フランソワーズ

10
足利氏の麾下にありながら「武家の棟梁」と名指しされ、尊氏に対抗した義貞。その勢威の拠り所であった後醍醐とのちに決別し、恒良親王を擁して北陸王朝を形成しようとした姿は南朝の”忠臣”という認識を覆すものである。その義貞死後も、新田氏の基本的姿勢は変わらず、度々挙兵を繰り返した。そして本宗家は滅亡したあと、新田氏の史実は『太平記』の中で物語として再生され続け、「新田氏」の像を後世の人々に植え付けた。2024/09/13

叛逆のくりぃむ

9
 『武家の棟梁』としての新田氏の姿が政敵である足利氏によつて形作られたものであつたといふことは興味深い。實際の新田氏は初代義重以降、足利氏との提携を深め、その一門衆として行動しており、新田義貞による鎌倉攻めも足利尊氏による六波羅攻めと呼應したものであることが伺い知れる。2015/09/25

MUNEKAZ

7
新田氏がいかにして足利氏と並ぶ存在となったか。鎌倉幕府では数々のやらかしにより足利氏よりも下位に位置付けられていた新田氏だが、建武政権では足利尊氏の離反・敵対により、その対抗馬として後醍醐天皇からも足利氏からも持ち上げられていくという流れは面白い。また南北朝期以後も徳川氏や維新政府によって「武家の棟梁」「南朝の忠臣」という神話が強化されていくのは、歴史と政治の関係について考えさせられる所であった。2017/05/05

ほうすう

6
鎌倉幕府において足利氏がいかに上位の存在として持ち上げられていたのか。将軍候補を生み出しかねない家柄までになっていたことには驚いた。そして新田氏との格差。それにしても新田義貞は不運なイメージの強い武将であるが、本書によっても体よく足利氏の敵役を押し付けられた感があってやはり不運である。その後持ち上げられたのがむしろ幸運ですかね。2018/06/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9827951
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品