出版社内容情報
『太平記』に刻まれた“武家の棟梁”の姿。ライバル足利氏の思惑を描き出し、新田氏の実像を浮き彫りにする!
内容説明
上野国を本拠とした義国流清和源氏の新田氏。同族の足利氏とは家格が違いながら、『太平記』でなぜ「源家嫡流の名家」と描かれているのか。新田氏の足跡から実像に迫り、『太平記』に秘められた足利氏の思惑にも言及。
目次
『太平記』のなかの新田氏―プロローグ
新田氏の成立
雌伏の時代
地域権力としての姿
「武家の棟梁」新田氏の誕生
『太平記』の刻印―エピローグ
著者等紹介
田中大喜[タナカヒロキ]
1972年、東京都に生まれる。1996年、学習院大学文学部史学科卒業。2005年、学習院大学大学院人文科学研究科博士後期課程修了、博士(史学)。駒場東邦中学校・高等学校教諭を経て、国立歴史民俗博物館・総合研究大学院大学准教授(併任)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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