内容説明
海防の急を悟って専心西洋砲術を修め、四面攘夷論のうずまく最中に率先洋式兵制の採用と開国の必然を唱道した先覚者。奸吏の中傷により禁獄の厄に遭ったが、その再度の上書は幕府要路の方針を鎖攘より開国に転換せしめる上にあずかって力があった。かつて知られることの少ない一先覚者の埋もれた業績と人物とを綿密に紹介。
目次
第1 幕末の時勢
第2 高島秋帆の修養時代
第3 高島流砲術
第4 徳丸原演練
第5 災厄―長崎事件
第6 嘉永上書と晩年
略年譜
海防の急を悟って専心西洋砲術を修め、四面攘夷論のうずまく最中に率先洋式兵制の採用と開国の必然を唱道した先覚者。奸吏の中傷により禁獄の厄に遭ったが、その再度の上書は幕府要路の方針を鎖攘より開国に転換せしめる上にあずかって力があった。かつて知られることの少ない一先覚者の埋もれた業績と人物とを綿密に紹介。
第1 幕末の時勢
第2 高島秋帆の修養時代
第3 高島流砲術
第4 徳丸原演練
第5 災厄―長崎事件
第6 嘉永上書と晩年
略年譜