江戸の名所と都市文化

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  • サイズ A5判/ページ数 276,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784642033671
  • NDC分類 213.6
  • Cコード C3021

内容説明

江戸時代の名所案内や地誌を克明に分析。江戸という都市空間のなかで、名所がいかに形成・認識され、そこにどのような地域的ひろがりと行動があったのか。江戸の人々の生活と行動の文化的世界を読み解く斬新な都市論。

目次

第1章 本書の課題と研究の視角(都市をみる視点;対象と課題)
第2章 江戸名所の成立(新興都市江戸の新名所;寛永期の江戸と江戸名所)
第3章 江戸名所の隆盛と特性(江戸名所案内記の類型;江戸名所案内記の系譜;名所案内記の編纂意図と江戸認識)
第4章 江戸名所の展開と行動文化(近世後期における江戸名所めぐりの諸相;猿猴庵『江戸循覧記』にみる江戸認識のあり方;江戸周辺字社への関心と参詣)
第5章 都市文化としての「名所」(怨霊信仰の近世的変容と都市文化―大田区新田神社にみる名所記載と参拝の隆盛;『江戸名所図会』が語るもの)

著者等紹介

鈴木章生[スズキショウセイ]
1962年愛知県に生まれる。1987年立正大学大学院修士課程修了。1994年立正大学大学院博士後期課程修了。現在江戸東京博物館学芸員、博士(文学)。主要編著書に『江戸名所図会』CD-ROM版(監修・編集・解説、ゆまに書房、2000年)。『多摩と江戸―鷹場・新田・街道・上水―』(共著、たましん地域文化財団、2000年)
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