内容説明
平安朝の貴族政治を支えた摂関制とは何だったのか。内臣・太政大臣の系譜から摂関制の成立を探り、准摂政制や内覧、一座の宣旨などから摂関の職掌や待遇を解明。貴族文化や史料論にも説き及び、摂関制の全貌に迫る。
目次
1 摂関制の成立(摂政制の源流;内臣の系譜―摂関制の成立前史 ほか)
2 摂関の職掌と待遇(准摂政について;内覧について―補任を中心にして ほか)
3 摂関時代の文化(貴族文化の展開;平安時代の文化―唐様から和様へ)
4 摂関時代と史料(『兵範記』と近衛基〓(ひろ)
日次記に非ざる「日記」について―『平安遺文』を中心に ほか)
著者等紹介
米田雄介[ヨネダユウスケ]
1936年兵庫県に生まれる。1964年大阪大学大学院博士課程単位取得退学。以後、宮内庁書陵部編修課長、正倉院事務所長、県立広島女子大学教授などを経て、神戸女子大学教授、文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。