出版社内容情報
顧客情報の漏洩事件や住基ネットの扱いなど,情報技術の利用に倫理的な対応が迫られ,実践的な情報倫理が求められている。大学の講義や「情報」の高校教員資格取得のための科目のテキストとして,また,公務員,システムやソフトウェアのエンジニアの新人研修に最適。
内容説明
急速に情報技術への依存度を高めつつある現代社会では、その開発・利用について実践的で倫理的な対応が迫られている。本書は、たんなるマナーやルールといった視点を超えて、情報技術に関わる倫理問題についてやさしく解説する。
目次
情報倫理という問題意識
第1部 情報社会と倫理―なぜ情報技術に倫理が問われるのか(情報技術の社会的インパクト;情報社会における個人・企業・社会の倫理;情報倫理のフレームワーク)
第2部 個人と組織の情報倫理(技術倫理という視座;企業情報化の進展と倫理;企業倫理と個人情報保護;ITガバナンスと情報倫理;情報倫理の実践―企業と自治体の比較)
第3部 よりよい情報社会の設計―技術・法・倫理(技術による情報倫理の実現;情報技術の進展と法の整備;倫理思想と情報技術)
著者等紹介
村田潔[ムラタキヨシ]
デュモンフォート大学CCSR客員研究員。明治大学商学部教授。1957年生まれ
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