出版社内容情報
豪雨，土砂崩れ，地震などによる災害が多発し，行政による対策の重要性が増すとともに，災害法研究への要請も高まっている。気鋭の研究者が，多数の法律から成る災害法を，法運用や事実上の現象にも目配りして，体系的に整理・解題。リーガルスキームを明らかにする。
内容説明
災害をめぐる法システムを解明する。気鋭の研究者が結集！
目次
序論 災害法の特質と法体系
１ 原子力発電と法
２ 土砂災害と法
３ 豪雨災害と法
４ 大規模地震と法
５ 都市整備と法
６ 避難・救助と法
７ 防災組織と法
８ 地方公共団体と法
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふら〜
1
地震、水害、土砂災害含め様々な災害に取り囲まれている日本における、各種災害に関連する法規を概説。括りとしては公法（行政法）。上記に加え原子力関連や都市計画、防災組織といった行政組織、地公体にまつわる法律もフォロー。予防と応急措置、復旧の各フェーズで行政が何を想定しているか、一市民としても興味深い内容は多数含んでいる。原則は災害対応は市町村主義だが、どう都道府県や国が協力ときには率先していくか難しい領域を多分に含んでいるのがわかるのも良い。2023/01/04
