出版社内容情報
サイバーセキュリティの第一人者が、日本企業の在り方を根幹から揺るがすGDPRを企業経営の観点から解説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Willie the Wildcat
50
今年5月に施行されたGDPR。EEA所在者を基点とし、データ主体・管理者・処理者のR&R明確化。法的拘束力を念頭に、説明責任を履行できる仕組み。記載の”境界リスク”はキモ。加えて、BCRはもれなく考慮点。本著は”ガイドブック”とはあるが、あくまでGDPRの概要・概念に主眼。実例もほとんどないため、一般論の教育には適切も、実装・実践には不向き。正直法制度だけで、”いたちごっこ”が無くなればそれに越したことはないが、現実はそんな簡単な話ではない。技術の進歩とのいたちごっこでもある。2018/07/19
シカマル
7
ふーむ…という感じ。概要はある程度わかったけれど、運用するには、まず何より個人情報の価値について全体的な意識向上が必要なのではないか。2018/09/29
ギルバート
1
具体的な行動が記載されていて、コンパクトで、たいへん参考になる。他の書籍は、GDPRの規定の抽象的解説に止まっている。2019/11/12
ken5scal
1
よかった。なぜデータが重要かをモナ・リザの例を出し徐々に抽象化し、GDPRの重要性に転用したのはかなり理解しやすかった。また、データが企業が扱おうが、それはそもそも個人のものであり、その処理はプライバシーである認識をもてた。当然、GDPRの中心的な要件がわかり易く書かれていた2019/05/12