出版社内容情報
租税法と民法の関係について,伝統的論点から新たな取引形態に関する研究まで幅広く扱った,珠玉の論文32篇を収録。これまでの「取引法の一部としての租税法」研究というアプローチを更に進め,理論的にも深化し,最新の問題をもカバーした,租税法研究の到達点を示す。
第1章 民法の基礎概念と租税法 岩?政明/谷口勢津夫/田中啓之/西山由美/中里 実/西本靖宏/漆 さき/渋谷雅弘/吉村典久/大石篤史
第2章 債権・担保法と租税法 藤岡祐治/渡辺智之/神山弘行/岡 正晶/佐藤英明/長戸貴之
第3章 契約・不法行為法と租税法 渕 圭吾/藤枝 純/平川雄士/岡村忠生/太田 洋/吉村政穂/伊藤剛志/渡辺徹也
第4章 家族法と租税法 J.マーク・ラムザイヤー/藤谷武史/牛嶋 勉/浅妻章如/?橋祐介/柴 由花
第5章 租税法の理論と解釈 増井良啓/金子 宏
金子 宏[カネコヒロシ]
編集
中里 実[ナカザトミノル]
編集
内容説明
租税法学の今を描く。租税法研究者と第一線の実務家が、租税法と民法の関係について新たなアプローチで幅広く論じる。『租税法の基本問題』、『租税法の発展』、『租税法と市場』に続く、租税法学のさらなる飛躍に向けたマイルストーン。
目次
第1章 民法の基礎概念と租税法(法の継続形成の許容性―法学方法論に係る租税法と私法の異同;権利濫用 ほか)
第2章 債権・担保法と租税法(通貨の匿名性が課税に与える影響;仮想通貨と租税 ほか)
第3章 契約・不法行為法と租税法(移転価格税制の法理上の基礎について―契約モデルから信認モデルへ;所得相応性基準と契約締結後の事情変更への取引当事者の対応 ほか)
第4章 家族法と租税法(婚姻と租税法;夫婦財産制と租税法―国際的側面からの検討 ほか)
著者等紹介
金子宏[カネコヒロシ]
東京大学名誉教授
中里実[ナカザトミノル]
東京大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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