出版社内容情報
3.11以来著者は十句経を唱え、祈る事は「めげずに生きるぞ」という「いのちの宣言」であると説いてきた。その共感の輪が拡がる!
【著者紹介】
1964年11月、和歌山県新宮市生まれ。1987年筑波大学卒。1991年から円覚寺僧堂で修行、足立前管長に師事した。1999年円覚寺僧堂師家(修行僧を指導する力量を具えた禅匠)に就任。2010年4月1日、鎌倉の 臨済宗円覚寺派管長に就任した。
内容説明
“鳥は飛ばねばならぬ人は生きねばならぬ”わずか42字の「延命十句観音経」唱える力!
目次
1 祈りの「延命十句観音経」
2 「延命十句観音経」のはなし(観世音;南無仏;与仏有因;与仏有縁;仏法僧縁;常楽我浄;朝念観世音;暮念観世音;念念従心起;念念不離心)
3 講演 生きねばならぬ
著者等紹介
横田南嶺[ヨコタナンレイ]
1964年、和歌山県新宮市に生まれる。1987年、筑波大学卒、在学中に白山龍雲院の小池心叟老師に就いて得度。1991年から円覚寺僧堂で修行、足立大進老師の法嗣となる。1999年、円覚寺僧堂師家に就任。2010年、臨済宗円覚寺派管長に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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gushwell
4
本棚から引っ張り出してきて読む。筆者が経験したさまざまなエピソードと共に延命十句観音経について解説した本。僕なりの理解は、「無常を受け入れ、祈り、そして生きる力を得る」といった感じか。仏教の教えについては詳しくないけど、この本に書かれていることは、人生に迷った時に力になってくれそうな気がする。2024/05/29
まさあき
0
「鳥は飛ばねばならぬ、人は生きねばならぬ」ただただ歩かないといけないんだなぁと。前に進まなければいけないんだなと。2015/10/04
yukioninaite
0
まさに「祈り」の延命十句観音経でした。禅の坊さんであり、管長さんである前に、一人の人間としてのこの方の慈悲の心を感じた本でありました。2015/01/28
ねこはこね
0
2014.3.11に出版された、北鎌倉円覚寺の横田南嶺老師による一冊。「死ね」よりよっぽど残酷な「生きねばならぬ」に怖じ気付く。2014/03/18
残心
0
「延命十句観音経」を著者の経験などをまじえて解説。 求めていた内容とはちょっと違った印象でした。 お経の歴史的背景や深い内容について解説してほしかった。 もちろん良い内容の本ではありました。2018/05/13