感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nuit@積読消化中
61
魔界伝説探訪ガイドブックです。日本全国の有名な伝承もあれば、マニアックな地方のお話もいくつか。またお馴染みの7人のホラー作家さんによるご当地伝承の紹介など、新しい発見もあり、自らその土地に赴いて伝承など調べてみたいものなどもありました。あ、心霊スポットは活字で読むのみで、絶対に行きたくないです(苦笑)。しかし、男女のもつれからの女性の怨念伝承が全国に多いように感じました。しかも、パターンはいつも同じ男の裏切りによるもの。現世にも語り継がれるほど、女性の怨念とは鎮めるのに手強いのでしょうね…。2017/06/06
ヒロ@いつも心に太陽を!
20
京都に暮らしているとピンと来ないけど、離れてみると「あぁ!あの場所にはそういう云われがあったのか!」と気づかされることが多々ある。そんな場所がいくつか載ってたから手にしてみたものの・・・真面目に読むと怖いので斜め読み(笑)でも能や落語の演目になってる有名な話も多く、その由来となる「事件」がよくわかりました(-∨-;)かといってその地を訪ねる気は私には起こらず、これ持って現地訪ねる人はすごいと思う!!2011/01/09
HANA
8
日本全国怪奇名所図絵といった感じ。予想以上にマニアックな場所が紹介されていて楽しかった。小学校時代こういう土俗的な怪奇スポットが好きで貪るように読んだなあ、出羽三山とか安達ヶ原などの紹介を読むとあの頃の懐かしい気持ちが蘇って来るような気がする。それが昂じて東北旅行までしたわけですが。こちらの県のスポットが予想以上にしょぼかったのが気がかり。2011/09/15
しーやん
6
魔界!聞くだけでワクワクする。魔界の対義語は仏界なんか~勉強になった。昔、小泉八雲にハマって、記念館目当てに松江まで行ったなぁ。この本読んで、遠野にとても興味が湧いた。そしてオススメとして恒川光太郎が紹介されてて、めっちゃ嬉しい~!2018/02/12
スターライト
6
かつてのワイドショー番組「アフタヌーン・ショー」の心霊・怪奇現象を伝えるコーナーを楽しみに見ていたせいか、このような本は気にかかる。「謎と神秘の伝承地探訪に必携のハンドブック」のコピーの通り、全国各地の心霊怪奇スポットを、各記事1ページないし2ページにまとめた構成となっている。そのため、エピソードが簡潔すぎて物足りないと思うこともしばしば。だが、ちゃんとそんな人向けに参考文献も紹介されていて、親切な本作りになっていて好感が持てた。2011/01/23
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