出版社内容情報
刑事法分野全体を案内する入門書。わかりやすさ・親しみやすさを大切にしつつ,内容の水準は維持。刑事法学の奥深さを感じながら読み進められる。刑事法を中心とした法学入門という側面ももつ初版以来好評のテキスト。少年法改正等の最新情報を織り込んだ。
内容説明
刑法・刑事訴訟法・刑事政策…広く奥深い刑事法の世界を見渡そう。ていねいな記述とキーワード・コラム・コメント等豊富なツールで学びやすさを徹底追求。第一歩を踏み出す人のための親切な刑事法ガイドマップ!
目次
1 刑事法への案内
2 犯罪とその原因
3 犯罪対策論の基礎
4 刑法学入門
5 刑事訴訟法の世界
6 犯罪者処遇法を学ぶ
7 次の一歩を踏み出すために
著者等紹介
井田良[イダマコト]
1956(昭和31)年東京に生まれる。現在中央大学法科大学院教授、慶應義塾大学名誉教授、法学博士(ケルン大学)、名誉法学博士(ザールラント大学、エアランゲン大学)。この間、日本学術会議会員、司法試験考査委員、司法研修所参与、法制審議会委員等を務める。2006年にシーボルト賞(フンボルト財団)、2009年にザイボルト賞(ドイツ研究振興協会)、2015年にドイツ連邦共和国功労勲章功労十字小綬章を授与される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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のせなーだ
1
被害者に訴訟提起の権利はあっても裁判の前に検察による明確な理由なしの不起訴処分。裁判官が決める有罪無罪を検察官が決め、裁判官が追認している地獄の裁判所の日本。罰せられない加害者の方が多いという現実。悪いことをした者勝ち。検察官の裁判官的機能、起訴裁量の権限、証拠捏造、冤罪への無責任。その賠償も税金任せ。被疑者取り調べ密室内の自白強要の人権侵害。完全録画録音が必須だ。法務大臣命令による突然知らせる絞首執行。「応報」「責任」に見合う刑とは。合理的反論はできないが感情的に納得いかないから死刑廃止に反対する人。2023/07/17