出版社内容情報
長年好評を博してきた信頼の定番テキストの最新版。世界的に拡がる新型コロナの発生,またブレグジットやトランプ政権などの世界の動き,さらにアメリカ大統領選まで射程に入れ,これらが日本企業の国際経営に与える影響のなか,その現状と将来の姿をとらえる。
内容説明
近年の動向をふまえ、円安対応の戦略シフト、サービス産業の海外展開、インバウンド戦略、コロナの影響を盛り込んだ最新版。国際経営活動の実態、歴史的変化、全体像、達成した成果、残されている課題を明らかにし、国際経営の本質に迫る。
目次
国際経営とは
国際経営戦略
国際マーケティング
海外生産
技術移転と海外研究開発
国際経営マネジメント
北米・欧州のなかの日本企業
アジアのなかの日本企業
新興国市場と日本企業
サービス企業の海外進出
国際経営の新展開
分断の国際経営
著者等紹介
吉原英樹[ヨシハラヒデキ]
神戸大学名誉教授。1941年大阪府に生まれる。1966年神戸大学大学院経営学研究科修士課程修了。同年神戸大学経済経営研究所助手。1984年同教授。1988年経営学博士(神戸大学)。2005年南山大学経営学部教授。2006~12年同大学院ビジネス研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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しゅー
8
★★★確か楠木建さんのお師匠だよね?定番の教科書になっていて面白いらしいので読んでみる。「日本的マネジメントはホワイトカラーに難あり」というのが印象に残った。最近読んだ藤本隆宏さんも日本企業について、オペレーションの能力(工場)が高くて、ストラテジーの能力(本社)に課題ありって語っていたよなぁ。もうひとつ印象に残ったのは、日本企業が海外で「ボリュームゾーン」を取りきれないという話だ。①技術の下方硬直性②現地企業との競争③価格競争などに起因する。安物は捨てて高付加価値品だけ売るなんて、虫が良すぎるのよねぇ。2025/02/16