東京大学ものづくり経営研究シリーズ
高度成長期の日本経済―高成長実現の条件は何か

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  • サイズ A5判/ページ数 449p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784641163683
  • NDC分類 332.107
  • Cコード C3034

内容説明

高成長の時代とはどのような時代であったのか?高成長はなぜ始まったのか?高成長はなぜ持続したのか?これまで奇跡とされてきた日本の高度成長期を検証し、そのメカニズムを明らかにする、戦後復興期に続く待望の実証研究。

目次

日本の高成長経済
需要構造と産業構造
設備資金調達と都市銀行
景気循環と景気対策
1960年代前半の産業政策―「特振法」構想と通産省の国際競争力認識
エネルギー供給体制と需要構造
「完全雇用」政策と労働市場の変容
鉄鋼業―設備投資と企業間取引
造船業―輸出競争力と市場基盤
自動車工業―生産性と蓄積基盤
流通―流通過程の革新と小売業の発展
中小企業―動態と下請システムの形成

著者等紹介

武田晴人[タケダハルヒト]
東京大学大学院経済学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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人生ゴルディアス

8
すごく面白かった。まず当時の需要と産業構造に注目し、当時は社会が重工業化する最中で、例えば鉄鋼生産を増やすには製鉄会社が投資するだけでは無理で、それを支える膨大な重化学工業群もそれぞれに投資をする必要があり、事実上投資が投資を呼ぶ循環にあったと明らかにする。そこから、その資金需要はどのように満たされ、原料輸入はどうで、中間財はどうで、耐久生産財の生産がそれぞれどのように発展・拡大し、時に相互に連関しあっていたか(鉄鋼生産と最終需要家の造船・自動車など)も個別に論じていく。論文集として実に美しい構成だった!2024/05/03

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