出版社内容情報
理解を深めるためのさまざまな工夫をこらした画期的な入門書。簡潔でわかりやすい説明と,多数の図表や条文関係図・フローチャートなどを織り込み分かりやすく解説。初版刊行以後の新しい動向を織り込むとともに,新章「国際裁判管轄/外国判決の承認・執行」を追加!
内容説明
国際私法の入門用テキスト決定版!理解を深めるためのさまざまな工夫をこらした画期的な一冊。簡潔でわかりやすい説明と、多数盛り込まれた図表や条文関係図・フローチャートなどは、つまずきやすい初学者はもちろん、より深く国際私法を学びたい人にもおすすめ。間違えやすいポイントや発展問題は、サビニャー先生とワンチーニくんがやさしく解説。図表・条文関係図・フローチャートのほか、4コママンガなども参照しながら、国際結婚やハーグ条約、国際契約、国際的な知的財産権問題などの基礎について飽きずに楽しく学べる!新たに「国際裁判管轄/外国判決の承認・執行」の章を追加!
目次
ようこそ、国際私法の世界へ
準拠法決定のしくみ―その1(基礎編)
準拠法決定のしくみ―その2(発展編)
婚姻/離婚
親子関係
国境を越えた子の連れ去り
相続/遺言
契約
不法行為
物権
人の能力
法人
債権・債務に関する発展問題
知的財産権
国際裁判管轄/外国判決の承認・執行
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
お抹茶
4
チャートやイラストが豊富で,準拠法の決定プロセスがわかりやすい。判断の根拠は本文にまとめられている。複数国の法が並立するときの考え方がわかる。重婚の禁止,近親婚の禁止,再婚禁止期間など双方的要件は,より要件が厳しい法を適用する。相続は被相続人の本国法による。不法行為の準拠法は加害行為の結果発生地だが,損害の発生を通常予見できなかった場合は加害行為地法になることがある。インターネットでの著作権侵害の考え方は整っていなくて,国ごとの準拠法を適用するのが有力説。先に民法を勉強してから読むとよい。2024/05/22




